コロナ不況で夏のボーナスが見送りになった企業はどこ？

幸楽苑も夏のボーナス見送りで給与も20％カット

大手ファミレスチェーンのジョイフルが「業績の振るわない200店舗を閉店する」といった報道もありましたが、飲食店業界も新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛により経営が苦しい状態です。ラーメンチェーンの「幸楽苑」も低収益の51店舗を閉店して経営の改善を図る一方、従業員の夏ボーナス見送りを決定しました。

正社員の給与も20％カットとなり従業員はかなり厳しい状況に置かれています。役員報酬も3ヵ月最大50％カット。ただし、従業員の雇用は維持するとのことです。

2020年6月からは緊急事態宣言の解除、経済を回す流れへ

2020年6月19日からは、他県への行き来に対する制限全面解除になりました。外食産業やアパレル関連の売上高は、同年5月も低水準でしたが4月ほどの落ち込みはなく底を脱しつつある状況です。2020年8月からは政府が「Go Toキャンペーン」を展開し2021年春までの期間、観光・外食などの需要喚起を促す政策を推し進めようとしています。

しかし、新型コロナウイルスの脅威は完全になくなったわけではありません。コロナ不況の動向は、今後も注意深く見守りましょう。

文・藤森みすず
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。プライベートでは旅と写真をこよなく愛す。