退職理由を思いつかないあなたへ!思考を整理する3ステップ

面接で使える退職理由を思いつかない!本音でいい?OK・NG回答は
(画像=『Rolmy』より引用)

前述のポイントを踏まえて、「面接で使える退職理由」がひらめく方法をご紹介しましょう。

  1. 本当の退職理由(不満)を紙に書き出す
  2. 転職によって好転することのみピックアップする
  3. 転職先にもメリットがあることに焦点をずらす

この3つのステップを踏めば、あなたもきっと面接で使える退職理由を思いつきますよ!

1.本当の退職理由(不満)を紙に書き出す

面接で使える退職理由を思いつかない!本音でいい?OK・NG回答は
(画像=『Rolmy』より引用)

まずは、本当はなぜ前の会社を辞めたくなったのか、不満や愚痴を紙に書き出しましょう。

  • 直属の上司が高圧的で苦手だった
  • 給料が少なくてやっていけない
  • 朝の満員電車にはもううんざり
  • 仕事のやり方を聞いても誰も教えてくれなかった
  • ルーティンワークに飽きた……

など、ネガティブなものも含め、思いつくままなるべくたくさん理由を挙げてください。
この紙は面接担当者に見せるわけではないので、他責思考で書いても大丈夫!

むしろ一度は本音を吐き出しておいたほうが、気持ちの整理もつくのではないでしょうか?

負の感情を抑えて我慢していると、思わぬタイミングで口から出てくる恐れがあります。
それが面接の場面にならないよう、先に出し切ってしまうステップを作るのです。

2.転職によって好転することのみピックアップする

面接で使える退職理由を思いつかない!本音でいい?OK・NG回答は
(画像=『Rolmy』より引用)

本当の退職理由(つまり不満やストレス)を紙に書き出したら、そのなかから「希望条件に合った転職を果たせば解消・改善する事柄」だけを選び出してください。

  • 職場が変われば鬼上司はいなくなる!
  • テレワーク推進派の企業に転職すれば、満員電車で消耗しなくてもすむ!
  • 転職先の新人研修プログラムが充実していれば、指導がないという悩みは解決する!

のように、ところ変われば好転することは珍しくありません。

「自分は問題解決のために、転職という前向きなアクションをとろうとしているんだ!」ということを、自分自身に納得させましょう。

転職は「逃げ」ではなく「積極的な行動」だというイメージを持つことが重要です。
それができると、面接時の態度や表情がグッと明るくなり、好印象につながりますよ!

3.転職先にもメリットがあることに焦点をずらす

面接で使える退職理由を思いつかない!本音でいい?OK・NG回答は
(画像=『Rolmy』より引用)

さらに、これを面接で使える退職理由に仕上げていきましょう。
面接担当者によっては、あからさまに「前職での不満を解消するために求人に応募した」という調子で話すと、シビアな反応を示す場合があります。

転職の面接で「前職での不満を解消したい」という点だけを語るのは、恋愛にたとえて言えば、元カレに対する不満を次の彼氏に晴らしてもらおうとするようなものだからです。

もちろん、過去の恋愛から得た教訓が、次の彼氏選びに活かされることはあるでしょう。
ですが、今の彼氏が聞けば「元カレと自分は関係ないだろう!」と機嫌を損ねる場合も……。

ここで大事なのは、「そういう過去を乗り越えて、これから先はどうしたいのか」という方向へと、うまく論点をずらすことです。

「過去の職場環境ではかなわなかったが、今度こそ自分の力を生かして(磨いて)転職先に貢献したい!」という視点で話すようにしましょう。

これなら転職先にとってもプラスになる要素を伝えられるので、担当者もモチベーションの高い人材として魅力を感じてくれますよ。

ネガポジ転換は「面接対策」ではなく「習慣」!

面接で使える退職理由を思いつかない!本音でいい?OK・NG回答は
(画像=『Rolmy』より引用)

面接対策の王道アドバイスとして、「ネガティブなことはポジティブに言い換える」ということをよく聞きます。

ただ一方で、「ウソっぽく聞こえるので、無理にポジティブなことを話さなくてもいい」と言う人事担当者も少なからずいるものです。

そうは言っても、面接では前職への本音(不満やストレス)をぶちまけるわけにはいきませんよね。

「じゃあ、どうすればいいの!?」というと、面接対策のみにとどまらず日頃の努力がものを言うのです。
「面接だから聞こえのいいことを言う」という焼き付け刃では見抜かれてしまいます。

日常的に後ろ向きな発言はひかえること、物事の良い面に目を向けること、明るい言葉を選ぶことは、社会人としてのマナー。
とってつけたような態度ではなく自然な爽やかさで話すには、普段の心がけが大切です。

ネガティブからポジティブへの変換は、習慣として身につけておきましょう。