心が壊れる前兆と症状は?ストレスの限界になると涙が出る?心が壊れる瞬間、どこかぶっ壊れている人の行動、心が壊れないためのストレス解消法を紹介します。
ストレスが溜まってずっとイライラしたり、体を動かすのが酷く億劫になったりするのは、心が壊れる前兆かもしれません。本格的に心が壊れる前に、自分を労わる必要があります。
そこで今回は、心が壊れる前兆を解説し、ストレス発散方法を紹介します。
心が壊れる状態とは?
心が壊れる状態とは、悪い意味で今までの自分とは全く違う状況になることです。混乱して正気を失うような激しい状態や、静かに生気を失い動けなくなるなど、さまざまな症状が出ます。自分の意思に反して動けなくなり、感情のコントロールも難しくなるような状態です。
心が壊れる原因は、大切な人を失ったり、激しい攻撃を受けたりなど、明らかに大きなショックを受けたときだけではありません。少しずつストレスが蓄積し、本人も気付かない速度でゆっくり心が壊れ、ある日突然動けなくなるようなケースもあります。
心が壊れる前兆と症状25個
心が壊れる前兆と症状には、以下のような特徴があります。
(1)食欲がない、あるいは食べる気力がない (2)明らかに過食気味 (3)お酒に逃げてしまう (4)胃腸の調子が悪い (5)趣味を楽しめない (6)無計画に浪費してしまう (7)疲れているのに眠れない (8)眠りが浅く何度も目が覚める (9)朝なかなか起きられない (10)睡眠不足なのに早く目が覚める (11)身の回りのことに手が回らない (12)今までできていたことができない (13)どこにも行きたくない (14)漠然とした不安を感じる (15)ちょっとしたことで酷く落ち込む (16)理由もないのに涙が出る (17)物事に集中できない (18)なぜか緊張感があり動悸がする (19)すぐに疲れて横になってしまう (20)自己嫌悪ばかりしてしまう (21)ネガティブなことばかり考えてしまう (22)思考が働かずボーっとしてしまう (23)イライラしてすぐ怒ってしまう (24)人に会いたくないと思う (25)死について考えてしまう
普段通りのことに時間や気力を要するなら黄色信号。趣味など好きなことに手が付かなくなったら赤信号です。心が壊れる前兆を知りたいなら、自分の変化に敏感になりましょう。睡眠の質の低下や体調不良も、心が壊れる前兆のサインです。
また、ストレスが限界まで溜まると、感情のコントロールが難しくなります。イライラしてすぐ怒ってしまったり、小さなことで酷く落ち込んだりするなら、心がかなり疲弊している状態です。漠然とでも死について考えてしまうなら末期症状と言えます。すぐに然るべき医療や支援に繋がった方が良いでしょう。
ストレスの限界サインで涙が出る?
理由もないのに涙が溢れて止まらなくなるのは、ストレス限界のサインです。心が悲鳴を上げています。「泣く理由がないのにどうして」と思うのは、心が壊れる前兆が既に出ていて、感情の自覚ができなくなっているからでしょう。
辛くて苦しいのに、逃げ出さないように心の中で感情を否定している内に、一部がマヒしてしまったのです。なぜかわからないのに涙が出るなら、「大丈夫」と思っても、自分を守るための行動が必要です。
厄介なのは、ストレス限界でも涙が出ないケース。わかりやすいサインがないので、とっくに心が限界を迎えていても「まだまだいける」と頑張ってしまいます。そして、ある日突然動けなくなってしまうのです。
心が壊れやすい人の原因
どんな人でも、想定以上に大きなショックを受ければ、心が壊れてしまうこともあるでしょう。そのようなケースを除き、ジワジワと自分を追い詰めて心を壊してしまう人には、以下のような特徴があります。
・責任感が強い ・周囲の評価を過剰に気にする ・真面目で頑張り屋 ・完璧主義で手抜きができない ・人のために自分を二の次にする ・感性が豊かで敏感
優しくて真面目で一生懸命、しかも自分に厳しい人は、疲れてもストレスが溜まっても頑張り続けてしまいます。気力と体力が限界を迎えても、休もうとしません。そのため、知らず知らずのうちに心身を疲弊させ、最後には心を壊してしまうのです。
そのようなタイプは、感性が豊かで敏感な傾向があります。人の痛みや悲しみを自分のことのように感じ、常に大きな刺激の中で生きているようなもの。自分が人より敏感で消耗しやすいと気付かず、周囲に合わせ限界を超え、心を壊してしまいます。