推し活で知り合ったオシャレ男子と実際会うことに
永野真歩さん（仮名・27歳・会社員）は、コロナ禍で出会いがなく寂しさを感じていました。
「そんな時にBTSにハマって、部屋で延々と振りコピしているのが楽しくて。ちなみにユンギペン（ユンギのファンのこと）です」
“推し活”を始めてから生活に活気が出てきた真歩さんは、SNSでも推し専用アカを作り、BTSファンの仲間達と交流を始めました。
「そこで気が合ったのがMくん（25歳・アパレル店員）でした。曲の好みもほぼ一緒で、すぐにLINEで毎日のようにやり取りするようになりました」
しかもMくんから送られてきた写真は、さすがアパレル店員だけあっておしゃれで線が細く、韓流男子的な子犬っぽさがありとても可愛らしかったのだとか。
「BTSにハマる前の私は、ゴツくていかにも男って感じの人が好みだったので、今までゴリラみたいな人としかお付き合いしたことないんですよ（笑）なのでMくんの繊細な感じにキュンとしてしまって」
真歩さんは自分から「会いたい」とMくんを誘い、2人は初デートをすることに。
いきなりのキス＆口うつし
「実際に会ったMくんは写真通りで可愛かったですね。思っていた以上に背が高くて本当に韓流アイドルのようでした」
街路樹を並んで歩いていると、Mくんをがいきなり手をつないできました。
「わ、大胆だなと思いましたが…悪い気はしなかったのでそのまま何事もなかったかのように歩き続けました。クールな女を演じたかったので（笑）」
そしてベンチに座り話していると、Mくんが飴を舐（な）めだしたそう。そして、ふと「真歩ちゃんもいる？」と聞いてきました。 「『うん、ありがとう』って言った途端にキスされて、口移しで飴を入れられて…ビックリしちゃって私、つい飴をポロッと落としてしまったんです」
しばらくの間、真歩さんのコートのすそに落ちた飴を2人、無言で見つめていました。
「せっかくの甘いムードを壊して悪かったかな？ と思っていると急にMくんが真顔になって『それ、どうする気？ 舐めないの？』と低い声で言われて『えっ？』って。どうしたらわからなくて黙ってしまいました」
するとMくんは不機嫌そうにその飴を拾い上げ、自分の口に放り込んだそう。
