マツキヨのプライベートブランド揃いでケチ疑惑が…

「整頓されていて、清潔感のある部屋で好感を持ったのですが、洗剤や柔軟剤、シャンプー、コンディショナーなどがストックしてある棚が目に入り、あれ? と心がざわついてしまって」

それらが全て、ドラッグストア・マツモトキヨシのプライベートブランドのものだったそう。

「ついKくんに『マツキヨ好きなんだね』と言ったら『こだわりとか特にないから、何でもいいと思って買ってきた』と涼しい顔で…ホントかな? と思いました」

実は茉里さん、以前お付き合いしていた彼氏(Jさん・33歳・飲食店勤務)が、同棲し始めた途端に消耗品や食料など2人で使うもの全てワリカンにし、一円単位で請求されたことから徐々に心が離れ、別れてしまった過去があり、そのことが頭をよぎってしまったそう。

「Jに『お前は、シャワーを使っている時間が長すぎる』とか『冷蔵庫は開けたらすぐに閉めろ、電気代がもったいない』などと言われ続けてウンザリだったので、今度こそ心身共にリラックスできる彼を作り、結婚したいと考えていたので、つい心の急ブレーキがかかってしまったんです」

ケチじゃないと信じたくて、おねだりしてみた

本当に彼が日用品にこだわりがなくて何でもいいのなら、目についたものを適当に買い物カゴに入れるはずで…きっちり安いものを選び抜いているのはおかしいのでは? と茉里さんは感じました。

「もちろんマツキヨのプライベートブランドが安くて良い商品が揃っているのは知っています。現に私も愛用しているものもありますし」

ですがKさんが、元カレと同じ“ケチ”かもしれない可能性がチラリと見えてしまい、茉里さんの中に不安な気持ちが広がっていったそう。

「とりあえずこれは私の偏見で、Kがケチなんかじゃないと信じたかったので『なにか美味しいもの食べたいな』とおねだりしてみたんですよ」

すると彼が「じゃあ引っ越しそばを食べに行こう」と近所にある蕎麦屋を調べ始めました。

「引っ越し蕎麦って、引っ越しの挨拶として近隣の方に贈るもので、私達が食べに行くのは違くない? と思いましたが、私はおそばが大好きなので、まぁいいやと思いKについて行きました」