元カレとの嫌な記憶がよみがえって体調悪化

「鴨南蛮もいいし、天ざるも食べたいな~」と茉里さんが悩んでいると、彼は駅前の立ち食い蕎麦屋に入り“もり”の食券を1枚買ったそう。

「で『茉里ちゃんは何にする?』って笑顔で聞かれてしまい、つい『じゃあ同じので』と答えてしまいました。おごってもらうのにKより高いもの頼めないですよね」

彼の家に初めて行ったらマツキヨの自社製品がズラリ。ケチ疑惑が…
(画像=『女子SPA!』より引用)

前回までのデートは、大きな公園を散歩したり、植物園に行ったりしていたので、売店でホットドッグとコーヒーを買いベンチで食べたりすることが自然に感じ、金額のことはあまり気にならなかったんだとか。

「もり蕎麦を食べていたら、またJとの嫌な思い出がフラッシュバックしてきて…Kくんには悪いですが『ちょっと体調が悪くなってきちゃったから』とデートを中断させてもらって、家に帰ったんです」

元カレと別れることが決まり、部屋を出ていくときに『この炊飯器、お前が落として傷がついたから買い取れ』とか『お前が長時間ドライヤーをかけているせいで、最近調子が悪くなったから買い替えていけ』と最後の最後までとても面倒くさかったことが脳裏をめぐり、嫌な汗が止まらなくなってしまったそう。

「気持ちが落ちてしまったので、話を聞いて欲しくて久しぶりに友達のY実(29歳・主婦)に電話をしたんです」

既婚の友達からリアルなアドバイスをもらったけれど

ですが一通り事情を話すと、Y実さんから「そんなこと言ってたら、誰とも結婚できないよ」と言われてしまい…。

「Y実も先日、オリンピックを夢中になって見ていたら、旦那さんに『オリンピックつまらないから他の番組にして』と言われてカチンときたそうなんです」

ですが「Y実も俺が夢中になって観ているパチンコのYouTube番組が朝から晩までずっとテレビで流れていたら嫌でしょ?」と夫に言われたY実さんは納得して、一人タブレットでオリンピックを見ることにしたんだそう。

「『おたがい考え方も価値観も違うんだから、歩み寄らないと一緒にはいられないよ。完璧に感覚が合う人なんてそうそう居ないんだから』とあきれられてしまい…私って幼稚で嫌になるなと思いました」

けれども、これまではアプリで婚活を頑張っていた茉里さんでしたが、Kさんとのことを機にしばらく結婚のことは考えるのをやめようと決意しました。

「歳のこともあり結婚しないととアセっていましたが、もしかしたら私は結婚に向いていないのかも? と思いまして。私は自由に好きなもの食べたり、気兼ねなく好きなだけシャワーを浴びたりしたいし、オリンピックをつまらないなんて言う人は嫌なんですよね」

ということで、結局Kさんに別れを告げてしまった茉里さん。ですが「もしかしたら私にピッタリ合う男性と巡りあえるかもしれない」という希望を捨てきれないでいるそうです。

続いては、推し活のネットで知り合った彼と実際に会ったら、トンデモない行動をされたという女性の話です。