本音と建前を使い分け!上手に仕事辞める理由を伝えよう

仕事辞める理由のランキングはコレ。教えて!みんなの本音と建前
(画像=『Rolmy』より引用)

仕事を辞める理由の「本音」と「建前」のランキングを見てきましたが、実際に会社に退職の意思を伝える際には、これらを正直に話す必要はありません。

会社を辞めるのはあくまで個人の意思が尊重され、辞める権利があるのです。

はっきりと辞めたい意思を伝えましょう。
とは言え、どんな思いがあるにせよ、無駄にトラブルになること無く、スムーズかつ円満に退職した方が後々のためです。

本音と建前を使い分けて、賢く退職するためには、辞めたい理由の「伝え方」がポイントです。

押さえておきたい基本のマナーと、伝え方のポイントを、ランキング上位の辞めたい理由を中心に説明していきますね。

円満退職するために押さえておきたい基本のマナー

仕事辞める理由のランキングはコレ。教えて!みんなの本音と建前
(画像=『Rolmy』より引用)

物事を円滑に進めるには、何事も基本のルールやマナーを押さえることが必須です。

それらを知らずに成り行きで話を進めようとすると、思わぬ展開になりかねません。

まずは先に、基本のマナーを頭に入れておきましょう。

■ 退職の意思は誰から先に伝える?順番はあるの?

退職の意思を伝える順番は、直属の上司→同僚やその他、が正しいマナーです。

直属の上司とそりが合わず、まさに退職したい理由の張本人がその人だったとしても、直属の上司を飛び越えた上役や、別の部署の上司に伝えるのは社会人としてNGな行動です。

直属の上司に伝えても、退職を認めてくれなかったり、何かトラブルに発展しそうだったら、上役やその他人事関連の社員に相談しましょう。

また、退職をまだ迷っている段階で同僚や先輩に相談したくなることもあるかと思いますが、そこはグッと我慢をするのが賢明です。

絶対に信用できる人のみに、細心の注意を払い、決して漏れる事が無いように釘を刺したとしても、人の口を塞ぐのは容易な事ではありません。

社内の人に話すのは、退職の意思を固めてから、にしましょう。

■ 退職の意思はいつ伝えれば良い?

法律上では「退職希望日の2週間前まで」に退職の意思を伝えれば良いことになっています。
ですが、まずは自分の会社の就業規則を確認するのが鉄則です。

そこに「1ヵ月前までに」などの社内規則が記載されているはずです。

最低限、そのルールを守るのは当然ですが、自分の担当業務の引き継ぎ期間も考慮して、後任や周囲にできるだけ迷惑を掛けない期間を確保した上で、退職の意思を伝えるようにしましょう。

短期間で業務の引き継ぎが出来るよう、業務の内容を一覧にしておく、マニュアルを作っておくなど、退職を決めた日からコツコツ進めておくと良いでしょう。

仕事を辞める理由を上手に伝えるポイント

仕事辞める理由のランキングはコレ。教えて!みんなの本音と建前
(画像=『Rolmy』より引用)

円満退職をゴールとすると、退職の意思を伝える目の前の上司を納得させる、味方に付ける必要があります。

ですから、まずはお世話になった上司や会社への感謝の気持ちを表すことが重要です。

ベースがネガティブで攻撃的な態度では、話がこじれるばかりです。
出来るだけポジティブに、ここで本音の理由は言わなくても構いません。

建前の理由を上手にアレンジして、上司を納得させましょう。

■ 【キャリアアップしたかった】を伝えるには

「ザ・前向き」な退職理由なので、そのまま伝えても良いのですが、「それなら今の会社でキャリアアップに繋がる仕事をすれば良い」と思われてしまい、他部署への異動や業務転換などの打診をされ、引き留めに合うかもしれません。

今の会社ではこれ以上の成長が望めない、今の環境では実現できない事を前向きに検討した結果の退職、という事を強調して伝えましょう。

すでに転職先が決まっている場合には、そこでの仕事を引き合いに出しても構いません。

次の環境なら希望するスキルが身に付けられる、夢だった業界に携われるなど、出来るだけ具体的に話をすると受け入れられやすくなるでしょう。

■ 【労働時間・環境を変えたい】を伝えるには

「残業や休日出勤が多いのが不満、疲れた…」というのが本音かもしれませんが、会社への不平不満を言葉にしても、ただの愚痴としか聞いてもらえませんし、本人も話しているうちに溜まっていた不満をさらにぶちまけてしまう危険もあります。

気持ちをグッと抑え、ポジティブワードに変換して伝えることがポイントになります。

例えば、
「仕事以外の時間でビジネススクールに通ったり、読書や知識を増やすことに使いたい。環境を変えることで自分の時間を増やし、成長の機会を広げたい」

のように、今よりも時間を確保することでどんなメリットが自分にあるか、という事を伝えると良いでしょう。

■ 【仕事内容がつまらなかった】を伝えるには

この理由も、そのまま伝えてしまうと別部署への異動話にすり替えられてしまう可能性があります。

「今の仕事よりも、もっとやりたい事がある」「今の仕事を経験したことで、あらたに挑戦したいことが出来た」などの前向きな理由に変換して伝えましょう。