【妊娠初期症状2】風邪引いた?【妊娠兆候いつから】
妊娠初期に見られる妊娠兆候や症状には、寒気や微熱といった風邪をひいたときのような症状も見られます。
具体的には、妊娠すると大量に分泌される黄体ホルモンの影響で体温の高温期が続くために、微熱が出たように感じたり、寒気を感じたりします。
また、人によっては、寒気や微熱の他に、胃のむかつきや吐き気の症状に下痢を伴うこともあります。
寒気や微熱に下痢などの胃腸症が加わると、つわりではなくてお腹の風邪をひいたのだと勘違いする人もいます。
微熱や寒気、下痢といった風邪のひき始めと勘違いしそうな症状も、ホルモンバランスの乱れや、流産を防いで妊娠を継続させるための体の働きの一環になります。
妊娠するかもしれないという心当たりがあるときに、微熱や寒気、下痢、下腹部痛といった風邪のような症状を感じたときには、市販の風邪薬や胃腸薬を飲むのではなくて、まずは妊娠検査薬で調べてみましょう。
妊娠初期症状として、寒気や微熱といった風邪のような症状が出るほかに、妊娠を継続させるために、妊娠初期には母体の免疫力が下がり、実際に風邪を引きやすくなってしまう、ということもあります。
でも実際に風邪を引いたとしても、妊娠していたら市販の風邪薬は良くないので、妊娠の可能性が高い時に、寒気や微熱を感じたら、まずは産婦人科で診察を受けましょう。
【妊娠初期症状3】眠すぎる…【妊娠兆候いつから】
妊娠初期に見られる妊娠兆候や症状には、強い眠気やだるさに襲われる、ということもあります。
黄体ホルモンの影響で高温期が続くことで、夜、よく眠れなくなって、昼間ひどい眠気に襲われてしまう人もいます。
しかし、夜しっかりと眠っていても、昼間ひどい眠気に襲われて、常にだるさを抱えることもあります。
このひどい眠気の原因は、黄体ホルモンが分解される時にできるプロプロゲステロンという物質が、睡眠薬並に強い眠気を誘う作用を持っていることが一番の原因だと言われています。
妊娠初期にはもっともたくさん黄体ホルモンが分泌されるので、妊娠初期に強い眠気の症状を感じるのなら、しばらく続きます。
【妊娠初期症状4】胸が張る【妊娠兆候いつから】
妊娠初期に見られる妊娠兆候や症状には、黄体ホルモンの影響で、胸が張ることもあります。
妊娠すると大量に分泌される黄体ホルモンによって、乳腺が活性化される上に、全身の血液量が増えることで、胸が張ってきます。
黄体ホルモンは生理前にも分泌されるので、生理前と勘違いする人もいます。
しかし、妊娠した時の方が黄体ホルモンの分泌量の多くなるので、胸の張りも強く、痛みを感じることも多くあります。
【妊娠初期症状5】胃腸症状【妊娠兆候いつから】
妊娠初期に見られる妊娠兆候や症状には、つわりによる吐き気やおう吐、胃のムカつき、下痢、便秘、下痢や便秘に伴う下腹部痛などの胃腸症状がみられます。
妊娠すると、子宮の収縮を抑えるために子宮の周りの筋肉が緩みます。
すると子宮の近くにある胃腸のぜんどう運動も弱くなってしまい、消化不良を起こします。
そのために胃のムカつきや吐き気、下痢、便秘、下腹部痛などの胃腸症状が起こると考えられています。
また、まだメカニズムははっきりと解明されていませんが、妊娠によりホルモンバランスが崩れることで、脳のおう吐中枢が刺激されることで、吐き気やおう吐を感じてしまうのはないかと言われています。
胃のムカつきや、下痢、下腹部痛などの胃腸症状は、他の寒気や微熱といった風邪の引き始めの症状と合わせて起こると、風邪がお腹に回ったと勘違いして市販の風邪薬や胃腸薬を飲んでしまうことがあります。
妊娠の可能性があるのなら、寒気や微熱、下痢などの症状でも市販の薬を飲む前に、必ず産婦人科を受診しましょう。
【妊娠初期症状6】下腹部痛【妊娠兆候いつから】
妊娠初期に見られる妊娠兆候や症状には、下痢や便秘を伴わない下腹部痛もあると言われています。
妊娠すると、子宮が大きな変化を始めるので、下腹部痛や何か違和感を感じることがよくあります。
ただ、ごく軽くて鈍い下腹部痛が続く程度なら心配ないのですが、多量の出血を伴う激しい下腹部痛を感じた時には流産の可能性があります。
また、出血を伴わなくても、いつもは感じたことがないような下腹部痛を感じたら、本来は子宮へ着床するべき受精卵が、子宮以外の場所で着床してしまった可能性もあります。
妊娠の可能性が強い時期に、下腹部痛や激しい違和感を感じるときにはいちど産婦人科を受診することをおすすめします。
特に、強い下腹部痛や違和感に、少量でも出血を伴っている場合には、必ず病院に行きましょう。