もしもの時の予備費は「普通預金」
定期預金を活用すれば効率的に貯蓄できますが、いざという時すぐにお金を引き出せないのがデメリットです。
ケガや病気で入院した場合や、会社が災害等の影響で休みになった場合などは収入が減ってしまうことも。そのほか、結婚のご祝儀やまとまったお金が必要なときに備え、もしもの時の予備費は、いつでも引き出せる普通預金口座に預けておくといいでしょう。
生活費も普通預金の口座がぴったりですが、生活費と同じ口座に予備費を貯めると使い込んでしまうリスクがあるので分けておくと安心です。
将来に向けた貯蓄は「定期預金」
結婚資金や子どもの教育資金、老後資金など、すぐには使わないけれど将来必要なお金は、一定額貯まったら定期預金に預けましょう。
定期預金では、3ヵ月・半年・3年・5年・10年など預入期間を指定できます。目的別に期間を設定すれば、満期になるまで使い込んでしまう心配がありません。必要な時期までしっかりお金を貯められるのが定期預金のメリットです。
定期預金には満期時に自動で解約されるタイプと、自動継続するタイプがあります。自動継続するタイプなら、継続のためにわざわざ手続きをし直す必要がありません。資金の用途が明確に決まっていない場合は、自動継続を選ぶといいかもしれません。
普通預金より有利な金利が適用されるのも定期預金のメリットです。残高が増えるほど金利が上がるケースもあるので、ぜひ有効活用してみてください。
上手な貯蓄・節約には、仕組み作りがポイント
貯蓄上手になるには「お金が貯まる仕組みを作る」ことが大切です。お金が貯まりにくい人は、収入から生活費を差し引いた残りを貯蓄に回そうとしがちです。しかし、残高に余裕があると、ついつい財布のひもがゆるんでしまうもの。「余ったら貯めよう」と考えていては、いつまで経っても貯蓄はできません。
意志の力だけに頼らず、貯蓄を仕組み化しましょう。逆に一度仕組み化してしまえば、その後は無理をしなくても、自然とお金が貯まっていくはずです。預金の種類を理解し、積立定期預金などの便利なサービスを上手に活用しましょう。
あとから悔やんでも、使ったお金は戻ってきません。20代のうちにお金のことを学ぶのは、決して損ではないはずです。最初は貯蓄に苦手意識があっても、一度目標を立てて達成できれば、自信がつきます。せっかく貯蓄したいと考えているなら、早速口座をつくり、まずは貯蓄に向けた第一歩を踏み出しましょう。
提供・UpU
【こちらの記事も読まれています】
>銀行で賢く貯金する方法は?おすすめ銀行と実践したい貯金習慣
>【初心者向け】ネット銀行で口座開設する前に知っておきたいこと
>FPが選ぶ、預金をするのにおすすめの銀行6選
>低金利時代でも金利は重要!金利が高めの銀行ベスト10
>気になる日本のネット銀行ランキング 危ない銀行って本当にあるの?