「手取り月収20万円で毎月約3,000円」という現実的な基準
趣味や娯楽の領域に限定した場合、その他のサブスクサービスで有力な選択肢にとなるのは月額980円(税込)でさまざまな本が読み放題となる「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」です。またゲームのサブスク「PlayStation Now(プレイステーションナウ)」1,180円~(税込)や「Nintendo Switch Online(ニンテンドースイッチオンライン)」1ヵ月306円(税込)なども選択肢としてあげられます。
その他にもコスメやファッション、マッチングアプリにカーシェアリングなどサブスク型サービスはジャンルを問わず盛りだくさんです。しかしいずれも明確な目的意識を持って加入するものであり毎月○○円といった固定の出費というより「必要なときに使う」といった種類のサービスと言えるでしょう。
お楽しみ費は手取りの2割程度が目安
ここまで紹介したサービスの数々と特徴を踏まえたうえであらためて「どの程度の金額をサブスクに使うのが適正なのか」を検討することが必要です。もちろん手取りの収入(税金や社会保険料などの非消費支出を差し引いた可処分所得)によって使える金額は変動しますが“割合”についてはさまざまな調査結果が出ています。
例えばマイナビニュースによる2013年の調査では、趣味に使っているお金は収入の10%以下が47.8%、10~20%が26.2%と約8割の人が収入の2割以下と回答しました。またファイナンシャルプランナーの見立てでも趣味のほかに交際費や被服・美容費などを含めた「お楽しみ費」は手取り月収の2割程度にとどめることが望ましいそうです。
金額ベースでは、mymo(マイモ)が2019年12月に調査したアンケート結果によると「1万円以上5万円未満」が30%、「5,000円以上1万円未満」が22%と上位を占めました。
こうしたリサーチを踏まえると仮に手取り月収が20万円の場合は約2割の4万円が「お楽しみ費」となります。さらにその25~50%の1万~2万円(手取り収入の5~10%)が無理なく「趣味」に使えるお金の基準と言えるでしょう。
サブスクに話を戻すと、例えばAmazon Prime Videoで毎月500円、SpotifyもしくはApple Musicで毎月980円です。そこにNetflixやDAZN、Kindle Unlimitedのいずれかを加えても合計月額は約2,360~3,460円。この金額であれば手取り月収20万円が「趣味」に使える5~10%の範囲に十分収まります。新卒~数年目の社会人にとってもかなり現実的な数字だと言えるのではないでしょうか。
また大学生の場合は「一人暮らしなのか」「実家暮らしなのか」で異なりますがアルバイトの収入や仕送りなどで自由に使えるお金が3万~4万円程度あれば手取り20万円の場合とほぼ同様の感覚でサブスクに加入しても問題なさそうです。
上位トップ3の趣味をリーズナブルに楽しめるサブスク
2018年の博報堂生活総合研究所による調査では、今回紹介したサービスで楽しめる「映画鑑賞」「読書」「音楽鑑賞」といった項目が「よくする趣味・スポーツ」の上位トップ3となっています。劇場での映画鑑賞や新刊・新譜の購入を除いてこういった趣味すべてを月額3,000円前後で網羅できてしまうと考えるとサブスクのお得さがしみじみと理解できますね!
音楽好きや映画・ドラマ好きだけどまだサブスクに加入していない人は、ぜひ本記事を参考にサービスを検討し無理のない範囲で月額課金をスタートしてみてはいかがでしょうか。
提供・UpU
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