住宅ローンを組む前に『ライフプラン』を作成しよう

無理のない返済をしていくためには、住宅ローンを借りる前に『ライフプラン』を作ってみましょう。

ライフプランの作成は、ファイナンシャルプランナーなどプロに依頼するのも1つの手です。また、ハウスメーカーの担当者や設計事務所の営業担当者が、お金のアドバイスをしてくれるケースもあります。

とはいえ、プロに頼むほどのことではないと感じる人も多いでしょう。ここでは、エクセルなどの表計算ソフトを用いて自分で『ライフプラン』を作る方法をご紹介します。

1 生活費を把握する

ライフプランを作るにあたり、まずは現状の生活費を把握しましょう。家計簿をつけている場合は見返せばすぐにわかりますが、家計簿をつけていない場合、1ヵ月から3ヵ月程度でいいので、おおよその生活費を把握してみてください。また生活費以外に、帰省代や医療費などは別途、特別費用として計上しておきましょう。

2 ライフイベントで発生する費用を見積もる

続いては、数年単位で必要なライフイベントにかかるお金を算出します。子どもの教育費、両親の介護費用、自分たちの老後資金の準備などが考えられます。家電の買い替え費用や、マイホームの修繕費用、車検費用、冠婚葬祭費用なども見積もっておきましょう。

3 年収に昇給率をかけ、生活費・特別費用などを差し引く

次に、年収に一定の昇給率をかけ、この先数十年間の年収・生活費・特別費用を一覧にしましょう。そのうえで、ライフイベントが想定されるタイミングに、それにかかる費用を入力し、すべて年収から差し引きます。このとき、年収は手取り額を用いることに注意しましょう。

ここまですれば、いつまでにどのくらいのお金が必要なのか、どのくらい資金に余裕があるのか、一目でわかるはずです。

シンプルな計算表でも、住宅ローンの返済をイメージ可能

最後に住宅ローンの返済額の欄を作り金額を入力すれば、「この金額なら、けっこう余裕があるな」「この金額だと、何かあったとき、お金が足りなくなるかもしれない」など具体的なイメージがわきます。

ライフプランを作成するメリットは、住宅ローンの「無理なく返済できる金額」がわかることにとどまりません。ライフプランを見ながらパートナーと一緒に話し合うことで、お互いの価値観をすり合わせることもできるでしょう。

「教育にはこのくらいお金をかけたい」「実は資産運用にも興味がある」「将来、親と同居するとしたら……」など、普段なかなか会話しづらいことも、ライフプランを前にするとすんなり進むかもしれません。マイホームの購入という大きなライフイベントを前に、パートナーと共通認識を持つきっかけになるでしょう。

ライフプランを立てて理想の暮らしを叶えよう

銀行に提示された住宅ローンの上限額を参考にするのは手軽ですが、それをそのままマイホームの予算にしてしまうのは注意が必要です。ライフプランを立て、無理なく返済できる金額を見積もったうえで、マイホームの予算を決定しましょう。

提供・UpU

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