5 デザート

食後のデザート(Dessert)は、アメリカン・イングリッシュ。そのため、英国では王室に限らず、プディング(Pudding)と言います。近年は、アメリカン・イングリッシュの影響を受けたアッパー・ミドルクラス(上位中流階級)の若者の間で、あえて「デザート」という言葉を使う傾向が見られるそうです。

6 マム、ダッド

英国の子どもはある程度の年齢になると、両親の呼び方を「マミー(Mummy)、ダディー(Daddy)」から、「マム(Mum)、ダッド(Dad)」に変えるのが一般的。

しかし、王室のメンバーは、いくつになっても「マミー、ダディー」。チャールズ皇太子も公式の場では、エリザベス女王を「陛下」と呼んでいますが、女王の92歳の誕生日コンサートで、うっかり「マミー」と呼んでしまったシーンがテレビで放送されました。

7 ポッシュ

上流階級的な、高級な、という意味の「ポッシュ(Posh)」ですが、「下層階級の人々が自分より身分の高い層を羨む」というニュアンスが含まれています。そのため、王室や本当の上流階級の人々は、「スマート(Smart)」と表現します。あえて「ポッシュ」という言葉を使うときは、侮蔑や冗談の意味合いがあります。 ロイヤルファミリーの品格は言葉選びに宿る 以上の「英王室の禁句」は、社会人類学者で『イギリス人ウォッチング』の著者、ケイト・フォックス氏と、王室のエチケット専門家マイカ・マイヤー氏が明かしたもの。ロイヤルファミリーと大衆の違いは、些細な言葉にも表れているという一例です。

提供・ANA Financial Journal

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