英国の大衆の間では日常的に使われているにも関わらず、英国ロイヤルファミリーは絶対に口にしない英単語があります。意外なことに、日本人にも馴染みのある「あの英単語」も、王室では禁句なのです。

1 リビングルーム

宮殿にはたくさんの部屋がありますが、家族が集う居間として使用している部屋は、「ドローイングルーム(応接室=Drawing Room)」や「シッティングルーム(居間=Sitting Room)」です。リビングルーム(Living Room)やラウンジ(Lounge)とは、言いません。

2 パフューム

英王室では、香水=パフューム(Perfume)ではなく「セント(香り=Scent)」が使われます。したがって、「香水をつける」とは言わず、「香りを身にまとう」と言います。この上ない気品を感じさせる、優雅な表現ではないでしょうか。

3 パードゥン

相手の言ったことが聞き取れず、もう一度繰り返してくれるよう頼む際、「ソーリー(Sorry)?」より「パードゥン(Pardon)」のほうが丁寧と思っているのは、庶民だけのようです。王室では、「ソーリー、ワット(Sorry, What)?」と聞き返します。

4 トイレット

王室でトイレを利用する際は、「ルー(Loo)」か「ラヴァトーリィ(lavatory)」。英王室で使われていない理由は、トイレット(Toilet)という単語の起源が、フランス語のオード・トワレ(Eau de Toilette)だからという説もあります。