妊娠初期の妊婦さんの中にはおならに悩む人も多いものです。しかも臭いおならになることが多いので、恥ずかしいと感じて我慢してしまう人も…。妊娠初期の妊婦さんが臭いおならをしてしまうのには原因があるのです!!この記事ではその原因と対策についてみていきたいと思います。

妊娠初期におならに悩む妊婦さんは多いものです!

妊娠初期には胃のムカつきや吐き気、下痢など様々な体調変化があるものですが、その中にはなぜか臭いおならもあります。

どうして妊娠するとおならが、それも臭いおならが出るようになってしまうことが多いのでしょうか?!

この記事では妊娠初期に出ることが多い、臭いおならの原因や対策についてみていきたいと思います。

妊娠初期の妊婦さんが臭いおならをする原因は?

まずは妊娠初期の妊婦さんが臭いおならをする原因についてみていきましょう。

妊娠初期には、お腹の中に赤ちゃんを迎えたことで、妊婦さんの身体には大きな変化が起こります。

その変化の影響が原因となっておならが出るようになってしまうのですが、いったいどんな原因なのでしょうか?!

【妊娠初期の妊婦の臭いおならの原因①】黄体ホルモン

妊娠初期の妊婦さんが臭いおならをする原因には、黄体ホルモンであるプレゲステロンの影響があります。

卵子と精子が受精しても、受精卵として着床する確率2割から3割くらい、着床しても妊娠成立が認められる妊娠5週以前に化学流産を起こす確率は4割以上もあると言われています。

受精卵から妊娠成立するまではものすごい大変なことがわかりますね。

だから妊娠すると、お腹の中の赤ちゃんを守って妊娠を継続させるために、大量の黄体ホルモンが分泌されます。

特に妊娠5週以降の妊娠初期に入ると、黄体ホルモンの分泌量が一気に上がってきます。

すると子宮の収縮を防ぐために、お腹の中の筋肉を緩める働きをするのですが、子宮の近くにある胃腸のぜんどう運動も一緒に弱めてしまうのです。

そのために妊娠5週を過ぎると胃腸の働きが弱くなり、腸の中に食べ物が滞留することになってしまい、便秘や軟便、下痢といった胃腸の不調の症状が出てしまいます。

おならもそれに伴って増えてしまうのです。

【妊娠初期の妊婦の臭いおならの原因②】食べ物・食べすぎ

妊娠初期に入ると、つわりが始まって、食べ物の嗜好が変わることがあります。

それまでは食べたことがなかったようなものを食べる様になったり、甘いものばかり食べる様になったりします。

また食べつわりの人は食べることが止まらなくなってしまい、胃腸の消化機能を超えて食べすぎてしまう人もいます。

腸内の善玉菌を増やす働きがあるオリゴ糖とはちみつ以外の甘いものや肉類ばかり食べていると、腸の中が悪玉菌でいっぱいになってしまい、腸内環境の悪化によって臭いおならが増えたり下痢の原因となります。

また胃腸の消化機能を超えて食べすぎてしまうことも、胃腸の中に消化しきれない食べ物を滞留させることになってしまい、腸内環境を悪化させて臭いおならや下痢の原因となってしまうのです。