大自然の中で楽しめる釣りは、田舎暮らしに適したアクティビティとなっています。この記事では、田舎暮らしで釣りを始めるメリット、釣り生活を充実させるポイント、釣り好きにおすすめの移住先10選について解説していきます。

田舎暮らしで釣りを始めるメリット

田舎暮らしで釣りを満喫したい!釣り好きには堪らないオススメの移住先10選!
(画像=『移住したい』より引用)

釣りに対して、「おじさんがしているイメージ」「待ち時間が長くて退屈そう」といったマイナスの印象を持つ方もいるのではないでしょうか?実は釣りには、田舎暮らしとの相性が抜群という特徴があります。
釣り好きの方はもちろん、釣りの経験がない方も、田舎移住を機に釣り生活を始めてみてはいかがでしょう?

田舎暮らしで釣りをするメリットには、以下のようなものがあります。

・山・川・海に至るまでとにかく釣り場が豊富
・釣り人が少ないので伸び伸びと釣りが出来る
・釣った魚で自給自足生活が楽しめる

大自然が魅力の田舎エリアは、釣りに最適な環境です。のんびりと趣味に没頭できるほか、自給自足といった田舎ならではの暮らしを叶えられる点もポイントです。
それでは、各メリットについて以下で詳しくチェックしていきましょう。

山・川・海に至るまでとにかく釣り場が豊富

田舎暮らしと釣りの相性が良い理由に、多彩な自然環境が挙げられます。人里離れた田舎エリアには、山、川、海をはじめとするバリエーション豊富な自然が広がっています。そのため、山釣り、川釣り、海釣りといったさまざまな種類の釣りを楽しめる点がポイントです。

山釣りとは、山の奥深くに位置する渓流で行う釣りのことです。釣れる魚の種類はイワナやヤマメで、素材の味を活かしながら調理できるといったメリットがあります。
また、川釣りで狙える魚は、タナゴ、ハゼ、コイ、ブラックバスなどです。衛生面や寄生虫などのリスクもあるため、初心者の方が食用にするにはやや危険が伴います。
ただし、リリースすることを前提としている場合は十分に楽しめるので、趣味で釣りがしたい方に最適です。

海釣りは、別名・堤防釣りやウキ釣りとしても親しまれています。堤防に座って釣りをするスタイルが一般的で、食卓でもお馴染みのアジ、サバ、イワシ、ヒラメなどを釣ることができます。

一口に釣りと言っても、その種類は多種多様です。環境が違うのはもちろん、釣れる魚や楽しみ方も大きく異なります。
「釣りが好きだから気分で場所を変えられる地域に住みたい」「趣味を充実させるために釣りを始めてみたい」という方は、釣りに適した田舎暮らしを検討してみてはいかがでしょう?

釣り人が少ないので伸び伸びと釣りが出来る

移住先で釣りをする場合、のんびりとした時間を楽しむことができます。都市部と比較して、田舎エリアは人口が少なめです。そのため、釣りスポットも混み合わないというメリットがあります。
釣りは、バーベキューやキャンプと同様にアウトドア派から人気のアクティビティです。特に大都市に近いエリアでは、混雑し合う、子どもを連れていきにくい、周囲の目やマナーが気になるといったデメリットを感じやすくなっています。

一方で人口の絶対数が少ない田舎エリアの場合、パーソナルスペースを確保しながら釣りの時間を堪能できます。ストレスを感じることなく趣味を楽しめるので、田舎暮らしを検討中の方は釣りができるエリアを移住先候補に加えてみましょう。

釣った魚で自給自足生活が楽しめる

自給自足生活に憧れている方は、田舎暮らしに向いています。
釣りには、釣った魚を食用にできるというメリットがあります。特に海釣りの場合は、マダイ、マグロ、カツオといった馴染み深い魚を手に入れられるのが魅力です。
また、山釣りでもイワナやヤマメといった魚が釣れることから、食材として活用することができます。

釣りは、自給自足生活に適したアクティビティです。農業のように田畑を耕す、日々の手入れを行う、温度管理をするといった手間がなく、誰でも簡単に始めやすくなっています。
道具を用意することで気軽に挑戦できるので、「自給自足に憧れるけど準備やメンテナンスが大変な農業はハードルが高い」「気が向いた時だけ手軽に自給自足できる暮らしがしたい」という方におすすめです。

憧れの釣り生活を実現するためのポイント

田舎暮らしで釣りを満喫したい!釣り好きには堪らないオススメの移住先10選!
(画像=『移住したい』より引用)

移住先で釣りを楽しむ場合、充実度をアップさせるためのポイントを押さえておくことが大切です。田舎移住を機に釣り生活をしたい方は、以下の4つを意識しましょう。

・魚ごとに釣れる時期を把握しておこう
・初心者の方は「餌釣り」から始めよう
・サバっこ(サバの稚魚)は優秀な餌
・釣りスポットまでの移動時間も考慮して移住先を選ぼう

釣りは、生き物である魚を相手にするアクティビティです。魚の生態をきちんと理解し、釣りの成功率を高めるように心掛けましょう。また、釣りに関するテクニックや知識を習得することにより、初心者の方でも釣り生活を充実させることができます。
釣りスポットまで通える範囲内かという点についても考慮し、理想の田舎暮らしを叶えてください。
それでは、各ポイントの詳細を説明していきます。

魚ごとに釣れる時期を把握しておこう

釣り生活をする場合、シーズンごとに釣れる魚が異なる点に注意しましょう。野菜や果物の収穫と同じように、魚にも旬や釣りシーズンが存在します。春夏秋冬に合わせて釣りの状況も変化していくので、そのことを理解した上で釣りに臨むよう心掛けましょう。

一般的に、春は魚が豊富なシーズンと言われています。寒い冬の後の産卵期となっており、浅瀬に多くの魚が集まりやすいという特徴が見られます。春に釣れる主な魚は、マダイ、スズキ、メバル、ヤマメ、イワナなどです。また、暑い夏も魚釣りに適したシーズンとされており、マグロ、カツオ、アジ、鮎が釣りやすくなっています。

秋になると、海辺で釣れる海産物が多くなります。カンパチやアオリイカのほか、春と同様にマダイが釣れる可能性も高めです。1年の中で最も気温・水温が下がる冬場は、釣りがややしにくい季節です。しかし、カワハギ、ヒラメ、ワカサギなどが比較的釣りやすく、冬場でも十分に釣りを楽しむことができます。

日本は、四季の温度差が比較的大きな国です。そのため、季節ごとに釣れる魚に違いが見られます。「旬の魚を自分で釣って食べてみたい」「海産物を自給自足する田舎暮らしに憧れている」という方は、シーズンごとの旬の魚に関する知識を増やして成功率の高い釣り生活を目指しましょう。

初心者の方は「餌釣り」から始めよう

釣りに初めて挑戦する際は、餌釣りからスタートするのがポイントです。釣りには、ルアー釣りと餌釣りの2種類が存在します。ルアーを付けて魚をおびき寄せるのをルアー釣りと呼ぶ一方で、オキアミやアミエビなどの生きた餌を使う釣りを餌釣りと呼びます。

ルアー釣りの場合、偽物をまるで生きている魚かのように擬態しなければなりません。動かし方などの高度なテクニックが必要となり、ベテラン向きの釣りスタイルです。
一方で、本物の生きた餌を使う餌釣りは、魚が食いつく確率を上げられるという特徴があります。初心者でも比較的簡単に魚を釣ることができるため、釣りに対する楽しさや満足度を体感しやすくなっています。

サバっこ(サバの稚魚)は優秀な餌

生餌を使って釣りをする場合は、サバっこを活用するのがおすすめです。
サバっことは、サバの稚魚のことを指します。現地で釣ったサバっこを餌として使うことにより、より大きな魚を釣り上げることができます。

サバっこは、生餌に向いている魚です。海底や狭い箇所を泳ぐ習性がなく、トラブルが起こりにくいというメリットがあります。初心者でも活用しやすいので、釣りをする際はぜひ実践してみましょう。

釣りスポットまでの移動時間も考慮して移住先を選ぼう

田舎暮らしと釣り生活を両立させたい方は、釣りスポットに近いエリアに移住するのがおすすめです。
釣りは、魚が生息する場所でしかできません。どこでも楽しめる趣味というわけではないので、あらかじめ釣りスポットをリストアップするよう心掛けましょう。

主な釣りスポットは、海、川、山などです。特に海沿いは年間を通して釣れる魚が多く、食用にも向いているというメリットがあります。
せっかく田舎エリアに移住しても、「釣りスポットが遠すぎて全く釣りに出掛けられない」「往復だけで時間も体力もなくなってしまう」となっては意味がありません。気軽に通える範囲内を移住先に選び、ストレスフリーで釣りを楽しめる環境を整えましょう。