湯船にしっかりと使って体温を上げること
忙しいからとついシャワーで済ませてしまう方もいらっしゃるかもしれません。けれど、しっかりと湯船に浸かることも大切です。「リラックス効果あるから」という理由ももちろんですが、お風呂に浸かってポカポカ温まると、体は逆の動きを取ろうとします。体が温まると、次は中心部分である「深部体温」が下がります。この深部体温を下げることがスムーズな睡眠に入るためのコツ。
なので、素早く眠りにつきたい方はお風呂に入って体温を上げることが大切なのです。熱すぎるお風呂に浸かるのではなく、体がじっくりとあたたまるようなぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。
寝るためのルーティンを作る
スムーズな睡眠に入るための事前準備をルーティン化していきましょう。
例えば、歯磨きをする、パジャマに着替える、アロマを炊く、明日の準備をするなどです。自分なりの「リラックスタイム」をしっかりとつくりましょう。
ここで注意すべきなのは、寝る前にスマホを見たり、テレビなどの強い光を浴びないことです。人間の体が朝日を浴びると自然と目が覚めるようになっているのと同様に、強い光は覚醒を促してしまいます。体内時間が崩れる原因になるので、スマホなどは早めに置いて触らないように注意しましょう。
睡眠の質が良いか悪いか、目安にしておきたいのは「寝つき」
睡眠時間としてみなさんが数えている時間には「寝落ちるまでの時間」もカウントとして入っているはずです。この、ベッドに入ってから、眠りに落ちる時間に注目することによって、睡眠の質を見極めることができます。例えば、横になったのが夜23時であっても、実際に寝落ちた時間が25時であればそれは良い睡眠とは言えないのです。その場合は、眠る前に自分がしっかりと睡眠に向かう体制を取れているのか、しっかりと見直してみてください。
そして、上記のことを実行しながら、自分がスッキリと起きられる時間は何時間睡眠なのかを把握していきましょう。人によって、ベストな睡眠時間は違っています。もし、睡眠導入はすんなりとできているし、ぐっすり眠っているはずなのに疲れが取れない……という人がいたら、睡眠時無呼吸症も疑ってみましょう。
自分の体内時計のリズムをしっかり理解して、健やかな生活を。
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