瀬戸内海に浮かぶ淡路島は、程良い田舎暮らしを楽しみたい都市部在住者から人気の移住先です。この記事では、淡路島で田舎暮らしをするメリットとデメリットについて、移住支援制度やお試し移住に関する情報を交えながら解説していきます。

淡路島で田舎暮らしをするメリットデメリット

淡路島で田舎暮らしをするメリットデメリットを紹介!まずはお試し移住で住んでみよう
(画像=『移住したい』より引用)

離島という独特の地形を持つ淡路島には、その他の田舎エリアとは異なる環境が広がっています。
そのため、淡路島の特徴を理解しないまま移住した場合、イメージしていた田舎暮らしと全く違った生活になってしまう可能性が高めです。淡路島への移住成功率を高めるためにも、どのようなメリットとデメリットがあるエリアなのかを事前に把握するよう心掛けましょう。

メリット

移住先と自分自身の相性を図る上で、現地のメリットを知ることはとても重要です。淡路島で理想通りの田舎暮らしを叶えたい方は、以下のメリットについて理解を深めましょう。

・さまざまな自然環境を楽しめる
・都市部にアクセスしやすい

自然環境の良し悪しは、田舎暮らしの満足度を大きく左右する要因です。また、ある程度の利便性も兼ね備えている淡路島は、初めて田舎暮らしをする層にとって挑戦しやすい移住先となっています。淡路島を選ぶメリットの詳細は、以下で説明していきます。

さまざまな自然環境を楽しめる

淡路島へ移住するメリットに、異なる自然環境の中で暮らせる点が挙げられます。離島である淡路島に対して、「ネットの写真で見るのは海ばっかりな気がする」「海以外に自然なんてないんじゃないの?」というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか?

実は淡路市は、海、山、平野、河川といったバリエーション豊富な自然を兼ね備えた移住先です。選ぶエリアによって全く違った自然環境を味わえるので、自分が思い描いている田舎暮らしを叶えやすいという特徴があります。

また、多彩な自然環境が魅力の淡路島では、各エリアの地形に合わせた第一次産業が行われています。水稲、果樹、玉葱をはじめとする農業のほか、畜産業、酪農、漁業なども盛んです。さまざまな食物を島内で生産していることから、リーズナブルな価格帯で購入できる食材が多い移住先となっています。

都市部にアクセスしやすい

都市部へのアクセスを重視している方には、淡路島への移住がおすすめです。
兵庫県に属する淡路島は、明石海峡大橋を経由することで県庁所在地・神戸市へアクセス可能です。所要時間は20分程度となっているので、ショッピングや外食を楽しむために気軽に都市部へ行けるというメリットがあります。

また、都市部まで通勤や通学ができる範囲内なので、就職先や学校の選択肢が広がる点もポイントです。
田舎暮らしをする場合、利便性の悪さや雇用・教育機会の幅が狭まるなどの問題点が浮き彫りになりがちです。しかし、都市部からの距離が近い淡路島であれば、住みやすい環境を確保しながら田舎暮らしを楽しむことができます。
田舎移住に失敗するリスクを軽減できるので、初めて田舎暮らしをする移住者にとっても安心です。

デメリット

淡路島で満足度の高い田舎暮らしをしたい場合、デメリットについても把握する必要があります。暮らしにくい点や不便な点も踏まえた上で移住を検討し、自分にとって定住できる場所かどうかを見極めましょう。
以下は、淡路島で田舎暮らしをする移住者が感じやすいデメリット2つです。

・ガス代がかさむ
・ネット環境が不安定

経済的なデメリットは、田舎暮らしを長期的に行う上で大きな障害となり得ます。また、情報量や娯楽が極端に少ない田舎エリアにおいて、ネット環境を確保することは非常に重要です。在宅ワークなどにも支障を来す恐れがあるので、事前に移住先のネット環境をチェックするなどの対策を行いましょう。
それでは、各デメリットの詳細を見ていきます。

ガス代がかさむ

淡路島は、ガス代が高額になりやすい移住先です。
一部のエリアを覗き、淡路島のほぼ全域においてプロパンガスが供給されています。火力の強さや災害時にも復旧しやすいといったメリットがある一方で、ガス代が高いというデメリットを兼ね備えている点に注意が必要です。
設備費用が高い、価格をガス会社が自由に設定できる、輸送コストがかかるといった特徴があることから、都市ガスよりも2倍近く値段が高くなっています。

使い方によっては家計を圧迫する恐れもあるため、「普通に生活しているだけなのに毎月のガス代がものすごくかさむ」「もっとガス代のことをよく調べてから田舎暮らしを始めればよかった」といった後悔の念を抱く移住者も多く存在しています。淡路島での田舎暮らしを計画中の方は、おおよそのガス代を計算してから移住するか否かを決めるのがおすすめです。

尚、淡路市、洲本市、南あわじ市の3つの自治体が跨る淡路島の中で、唯一都市ガスを供給しているのが洲本市です。ガス代にかかる出費が心配な方は、移住候補地を洲本市に絞るなどの対策も検討してみましょう。
ただし、都市ガスが使えるのは洲本市の一部のエリアのみなので、事前にどのエリアが都市ガスに対応しているかを調査することが大切です。

ネット環境が不安定

淡路島に移住するデメリットに、ネット環境が悪い点が挙げられます。
離島である淡路島は、本島よりもネット環境が安定しにくい傾向にあります。全くインターネットに接続できない、メールを送ってもエラーになる、ファイルのダウンロードに時間がかかるなどの問題が起こりやすいので、ネットを頻繁に使う方や在宅ワークの予定がある方は注意が必要です。

また、ネット環境が悪い地域に移住する場合、得られる情報量が限定されてしまうというデメリットも存在しています。
田舎エリアは、都市部のように情報量が多くありません。街中で最新情報の広告などを目にする機会もなく、主流な情報ツールはネットのみです。ネット環境が不安定=情報を得られないという状態になるため、あらかじめ移住先のネット環境をしっかりと確認することが大切です。

娯楽施設がゼロに近い田舎エリアにおいて、ネットは娯楽ツールの役割も担っています。そのため、ネット環境が悪い場所に移住することにより、「休日にすることがなくて暇を持て余している」「ゲームもSNSもできなくて田舎暮らしに飽きてしまった」といった事態に陥りやすくなっています。
田舎暮らしにおけるネットの必要性を理解し、安易にネット環境が不安定な場所に移住しないよう気を付けましょう。