【妊娠初期に不眠で眠れない原因②】基礎体温の上昇

妊娠初期に不眠で眠れない原因には、基礎体温が上昇することも挙げられます。

生理の前には、眠れなくなるという人がいますが、この原因は生理前になると排卵期から続く高温期がさらに若干体温が上がるからです。

妊娠すると、基礎体温が高い状態がずっと続くために、夜なかなか眠れなくなる人も出てきます。

夜眠るためには、布団に入る数時間前から体温が徐々に下がる必要があるのですが、高温期が続いていることで、寝る時間になっても体温が下がらないことで、寝付くことができなくなってしまいます。

基礎体温が高い状態は、妊娠5ヶ月に入る頃まで続きます。

人によっては、妊娠初期の間はずっと夜の不眠が続くことがあります。

周囲の理解を求めるなどして、昼間横になれる時間を作ることも大切かもしれません。

【妊娠初期に不眠で眠れない原因③】夜のトイレの回数が増える

妊娠初期に不眠で眠れない原因には、夜のトイレの回数が増えたことで、夜中に起きる回数が増えてしまうことで、熟睡できなくなるということもあります。

妊娠後期になり、お腹が大きくなってくると、子宮が膀胱を圧迫するので、頻尿になり、トイレの回数が増えます。

しかし、人によっては妊娠初期から頻尿で、トイレに夜中に起きる回数が増えてしまう人がいます。

妊娠初期には、子宮がお腹の下のほうに下がっていることから、膀胱を刺激してトイレに行く回数が増えてしまう人もいます。

また、妊娠すると増える黄体ホルモンには、利尿作用があるとも言われていて、それもトイレの回数を増やして何度も夜中に起きる原因になっているとも言われます。

【妊娠初期に不眠で眠れない原因④】不安やうつ状態

妊娠初期に不眠で眠れない原因には、妊娠したことで感じる流産などへの不安や、ホルモンバランスが変化することによって引き起こされるうつ状態など、精神面の原因もあるといわれています。

妊娠4ヶ月までは、どうしても流産の可能性が高くなってしまうので、妊婦さんの中にはせっかく授かった赤ちゃんが流産してしまったらどうしよう、という不安にさいなまれる人もいます。

また、大きなホルモンバランスの変化で、自律神経もかなり乱されることから、精神的に不安定になってしまい、うつ状態になってしまうことがあります。

心配事があると妊娠していない時でもなかなか夜寝付けないことがありますよね。

妊娠初期には特に精神的に不安定になりやすいことから、不眠になってしまったり、何度も夜に起きるようになってしまいます。

【妊娠初期に不眠で眠れない原因⑤】こむら返り

妊娠初期にはあまり見られない現象ですが、妊娠後期になると、不眠の原因にはこむら返りもあります。

何度も足の裏がつることによって、夜中に起きることが何度もあると、寝不足になってしまう人もいます。

何度も夜中に起きるほど、こむら返りが起きてしまう原因は、大きくなった子宮によって、骨盤周りの血管が圧縮されて、足への血流が悪くなることや、必要な栄養素が不足することだと言われています。