【妊娠初期の眠気の原因③】体温上昇による睡眠不足

妊娠初期の昼間の異常な眠気の原因には、基礎体温が上がることで、夜に熟睡ができなくなることも考えられます。

妊娠して、黄体ホルモンであるプロゲステロンが大量に分泌されるようになると、身体の基礎体温が上がります。

夜、自然と眠くなる時には、体温が低下しています。

熟睡するためにはある程度の体温の低下が必要になるのです。

ところが妊娠すると体調に母体に分泌されるプロゲステロンには体温を上げる効果もあります。

妊娠すると微熱っぽく感じて、頭痛を伴うこともあって風邪の引きはじめと勘違いする人がいる、というのはこのプロゲステロンによる体温の上昇があるためです。

プロゲステロンによって体温が上昇すると、夜、眠ろうと思っても体温がいつものように下がらずに眠れないことがあります。

1日や2日なら我慢できるでしょうが、何日もそれが続くとやはり身体に負担が書か照ってしまいます。

プロゲステロンによる体温の上昇はいつからいつまで続くのでしょうか?!

まずいつから体温症状が始まるのかというと、妊娠直後からプロゲステロンは分泌されるので体温上昇が始まります。

そしていつまで続くのかというと、妊娠12週頃から下がります。

それまで不眠が続いて昼間の眠気との戦いが続く人も多くいるようです。

【妊娠初期の眠気の原因④】胎児に母体エネルギーをまわしている

妊娠初期の眠気の原因には、赤ちゃんがお腹の中で育っていることで、お母さんの身体の栄養やエネルギーを使っているからではないか、という説もあります。

実際には、まだ胎盤が出来上がっていないので、赤ちゃんへの栄養の補給は卵黄嚢という袋のような器官がから行われます。

直接へその緒を通じてお母さんの身体の栄養が赤ちゃんに向かう訳ではないのですが、卵黄脳の中の栄養もお母さんの身体で作られる訳で、妊娠するとお母さんの身体にはエネルギーがたくさん必要になることは間違いないですよね。

実際に、妊婦さんの血液量や脂肪は臨月までにそれぞれ2kgほど増えることがわかっています。

赤ちゃんをお腹の中で育てる、ということに身体が大きなエネルギーを使って、普段通りの生活をしていても、どうしても疲れてしまう、ということは考えられますよね。

【妊娠初期の眠気の原因⑤】妊娠による精神的なプレッシャー

妊娠初期の眠気の原因には、妊娠したことによる、精神的なプレッシャーやストレスもあると言われています。

妊娠すると、体調に大きな変化があります。

そのために、赤ちゃんを授かった喜びよりも、つわりや頭痛などをストレスに感じてしまうこともあります。

また、仕事をしている人の場合には、妊娠初期で身体が辛くても、安定期に入るまでは周りにきちんと話ができなかったり、いつも通りの仕事をこなさなくてはいけないというプレッシャーで、イライラしてしまいます。

ストレスやプレッシャーでイライラすると脳が余計な疲労を感じて、余計に眠いと感じてしまうことも起こります。

ストレスを溜めずにイライラしなくても済むように工夫する必要がありますね!!

妊娠初期の眠気はいつから始まる?

妊娠初期の妊婦の眠気というのはいつから始まるものなのでしょうか?!

妊娠初期の眠気がいつから始まるのか、というのは人によっていろいろです。

妊娠直後から始まる、という人もいれば、妊娠が判明することが多い妊娠5週頃になってからようやく眠気を感じるようになる、という人もいます。

いつから妊娠しているのか、ということがよくわからないことも多いので、妊娠初期の眠気を生理前の眠気やだるい感じと勘違いしたり、風邪の引きはじめだと思ってしまう人もいるようです。

妊娠前の眠気がいつから始まるのかは、人それぞれ、だということは覚えておきましょう。

妊娠初期の眠気はいつまで続く?

妊娠初期の眠気がいつから始まるのかは、だいたい人それぞれだということがわかりましたが、それではいつまで続くものなのでしょうか?!

妊娠初期の眠気はいつからかというと妊娠直後から、妊娠4週か5週くらいまでにはほとんどの妊婦さんが感じるようになるものですが、いつまで妊娠初期の異常な眠気が続くのかという方が個人が大きいかもしれません。

いつまで妊娠初期からの異常な眠気が続くのかというと、多くの人は胎盤が完成して安定期に入る妊娠5か月には収まることが多いようです。

というのはこの時期にはプロゲステロンの上昇が緩やかになるからです。

しかしいつまで続くのかと思っていたら、出産するまでだるい感じや眠気が続くという人もいます。

妊娠初期のだるいと感じることや異常な眠気もいつまで続くのかというと、個人差がある、ということを覚えておきましょう。