ホットヨガといえば、滝のような汗をかくので冷え性の改善に最適だというイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
一方「ホットヨガに参加してみたけれどあまり汗をかけなかった」とか「サウナも苦手だし、ホットヨガもきっと無理」と諦めている人も多いようです。
ここでは「冷え性改善」のためにホットヨガを上手に活用する方法をご紹介しましょう。
ホットヨガで冷え性を改善する方法4つ
それではさっそく、ホットヨガで冷え性を改善するためのちょっとしたコツをご紹介していきます。
事前に白湯か常温のお水を飲んでおく
ホットヨガで効果的に汗をかくために、事前に白湯か最低でも常温の水をコップ一杯分飲んでおきましょう。
この時に、冷えた水分をとってしまうと胃腸を冷やし逆効果に。
白湯を取ることで内臓が温まり、その後の発汗がスムーズになります。
常温の水は内臓を温めませんが、発汗を促すことには役立ちます。
このテクニックは日常で入浴される際にもぜひ試してみてください。同様の効果が得られます。
ホットヨガの最中もこまめに常温水か白湯を摂取することで相乗効果が高まり、発汗がよりスムーズになり、毛細血管が開いて体質改善につながります。
手足と首のマッサージをしておく
特に冷え性の方は、手足を中心に体の末端の毛細血管が閉じている方が多いようです。
そのため簡単な軽擦マッサージで良いので、手首や足首・足の先・指の間・首・鎖骨などさすったり、またリンパ節といって足の付け根・脇の下・膝の後などを中心にマッサージしておくと、その後の運動効果・発汗効果・血液循環効果を高めてくれます。
ホットヨガスタジオによっては発汗効果を高めるクリームを販売しているところもあるようです。
そういったものを使っても良いですし、お手持ちのクリームで手足のマッサージをしておくだけでも十分に効果が感じられると思います。
通う頻度を考える
まったく汗をかかない方は、まずは1ヶ月間でも週に3回コンスタントに通ってみましょう。
汗がかけるようになってきたらその頻度を増やさず、自分の中のベストな回数(1〜3回)でコンスタントに続ける方が運動効果も発汗効果も得られやすくなります。
汗がかけるようになると、気持ち良くなって毎日通いたくなるかもしれませんが、そうなると今度は「もっと高い温度がいい」「もっと激しい動きがいい」と中毒のようになってしまいます。
「以前はホットヨガで汗をかけたのに体が慣れてしまって最近は汗をかけない」という人も、いったん頻度を下げてみてください。何事もやり過ぎは禁物です。
効果継続のため、日常生活でも冷え予防
ホットヨガで汗をかくと、確かに1日中体がポカポカします。
だからといって靴下を履かない、手首や足首を露出した服装をしている、寒さ対策を疎かにする、と油断をするとやはり体はすぐに冷えてしまいます。
特に、運動直後に靴下を履くのが嫌だと感じる方もいるかもしれませんが、靴下や着衣には魔法瓶のように体を保温してくれる効果があります。
ホットヨガの効果を維持し、体質を改善していくためにも、運動直後から特に冬の間はしっかりと着衣と冷え対策をしましょう。
特に冬はスタジオの外に出るときに手袋などもしっかりした方が冷え性の改善につながります。