やさぐれた大人の中にも、いまだピュアな部分が
話が煮詰まってきたこの2回、画面からはやさぐれた雰囲気、絶望、人がもつ抗いがたい痛みが立て続けにあふれてきた。だが一方で、人生に立ち向かう若い悠太、変えられない過去に向き合う千秋の様子が希望として描かれている。若いがゆえのピュアさが苦しいこともあるが、人生を積み重ねた大人の荒んだ諦観(ていかん)よりは心がなごむ。
そして見終わって思うのだ。荒んだ諦観ややさぐれた気持ちに苛まれる大人の中にも、いまだピュアな部分は残っているのではないか、と。そしてピュアな若さは、渦中にいるときはまた苦しいものでもあったことも思い出す。
人はいくつになっても悩み、苦しんでしまうものなのだろう。だが、それを認めない限り、何も始まらないのかもしれない。
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<文/亀山早苗>
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亀山早苗
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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