2022年版!人気の移住先トップ5
田舎暮らしを始める上で、移住先選びは非常に重要です。
移住先によっては自分と相性が合わないケースもあり、田舎暮らしの充実度を左右する大きな要因となり得ます。憧れのライフスタイルを実現するためにも、自分にとって暮らしやすい移住先を見つけることが大切です。
ここでは、以下の人気移住先5つについてランキング形式で説明していきます。
第5位:千葉県
第4位:沖縄県
第3位:山梨県
第2位:静岡県
第1位:長野県
都道府県ごとに、地形、気候、自然環境、雇用機会、教育面、利便性、文化に関する特色が異なります。自分にとってメリットが多いと感じられるエリアを選び、田舎暮らしを成功に導きましょう。それでは、各都道府県の特徴やおすすめポイントについて解説していきます。
第5位:千葉県
人気の移住先5位にランクインしたのは、関東地方に位置する千葉県です。
37市6郡16町1村から構成されており、県庁所在地は千葉市です。ベッドタウンとして高い人気を誇る都道府県となっており、大都市並みの利便性を兼ね備えているという特徴があります。東京都までの所要時間は30分程度なので、通勤や通学の幅が広がりやすい点もポイントです。
丘陵、河川、海、山、湖、干潟をはじめとする多彩な自然環境を持つ千葉県では、地形を活かして第一次産業が盛んに行われています。枝豆、サトイモ、ほうれん草、梨、落花生の収穫数は日本一となっており、牛乳や地鶏などの畜産物やイセエビ、イワシ、アサリといった海産物も豊富です。地域で生産された食材を日常的に手に入れられるので、「食費を抑えて経済的な田舎暮らしがしたい」「地元産の食材を使った健康的な食生活に憧れる」という方にピッタリの移住先です。尚、千葉県は、北総、九十九里、湾岸、南房総、中房総、東葛の計6つのエリアで構成されています。
第4位:沖縄県
沖縄県は、人口150万人弱の都道府県です。那覇市を県庁所在地とし、沖縄本島をはじめとする複数の島で構成されています。
青い海と白い砂浜といったリゾート地のイメージが強いものの、森林、河川、湖といったバリエーション豊富な自然がある点も特徴です。
「沖縄海岸国定公園」や「西表石垣国立公園」などもあり、他では見られない貴重な動植物が生息しています。自然と調和した都道府県となっているので、環境保全に興味がある方や自然と共生するライフスタイルに憧れている方におすすめです。また、沖縄県は、大きく3つのエリアに分かれています。
北部、中部、南部で構成されており、選ぶエリアによって利便性や自然環境のバランスが異なります。そのため、「海に囲まれた小さな島で本格的な田舎暮らしをしたい」「不便過ぎない場所で田舎暮らしを楽しみたい」といった希望を実現しやすい移住先です。尚、亜熱帯気候の沖縄県は、年間を通して温暖な気候となっている点も魅力です。
第3位:山梨県
山梨県は、13市5郡8町6村で構成された都道府県です。県庁所在地は甲府市で、「富士山」「甲府盆地」「赤石山脈」「八ヶ岳」をはじめとする自然環境の豊かさが魅力のエリアとなっています。
「富士箱根伊豆国立公園」「南アルプス国立公園」「八ケ岳中信高原国定公園」などの自然公園も多いことから、「休日はハイキングやトレッキングに出かけたい」「自然とふれあえる環境で生活するのに憧れている」という方におすすめです。自然環境に恵まれた山梨県では、農業が盛んに行われています。
ブドウ、桃、さくらんぼ、イチゴの生産が盛んで、地元産の新鮮なフルーツを安く購入できるというメリットがあります。ワイナリーや観光農園なども多く集まっていることから、お出掛けできるスポットが多い点もポイントです。尚、山梨県は、中北地域、峡南地域、峡東地域、富士・東部地域から構成されています。それぞれに文化、高原リゾート、フルーツ、大自然といった異なるアピールポイントや特徴があるので、自分に合う移住先を選ぶのがおすすめです。
第2位:静岡県
人気の移住先トップ2は、静岡県です。静岡市を県庁所在地としており、東京都までの所要時間は約2時間です。
「箱根山」「浜名湖」「伊豆半島」「南アルプス国立公園」などの大自然に囲まれたエリアで、移住する自治体によって異なる自然環境を味わうことができます。自然の多さが魅力の静岡県ですが、暮らしやすい点も人気の秘訣です。
静岡県は、全国で病院数が15番目に多い都道府県です。上位は都市部、下位は地方で構成されている中で、田舎エリアでありながら静岡県は15位を獲得しています。
利便性の良い田舎暮らしを実現できるので、「田舎って医療機関が少ないイメージで心配」「もし通院や入院の必要が出たらどうしよう」といった不安を抱えている方でも安心です。
また、静岡県は、国内で3番目に製造品出荷額が高い都道府県という特徴を持っています。東海工業地帯などの大規模な工業エリアがあるため、第二次産業での就職を検討している方におすすめの移住先です。尚、静岡県は大きく4つに分かれており、エリア名は西部、中部、東部、伊豆です。
第1位:長野県
人気の移住先トップ1は、中部地方に位置する長野県です。県庁所在地は長野市で、人口は約200万人強となっています。
「飛騨山脈」「木曽山脈」「赤石山脈」から構成された「日本アルプス」があり、ハイキング、登山、トレッキング、スキー、スノーボーディングといった多彩なアクティビティを大自然の中で楽しめる都道府県です。また、長野県には、就業先が多いというメリットがあります。
製造業が盛んに行われており、多数の上場企業が県内に進出しています。総務省統計局が実施した「令和2年国勢調査結果」によると、長野県の就業率は全国で第2位です。移住後にスムーズに仕事を見つけられる可能性が高いので、「田舎で仕事を見つけられるか不安」「雇用先が充実している都道府県に移住したい」という方に最適です。
尚、長野県は北信、中信、南信、東信の4つのエリアに分類されます。東京都に最も近いのは東信で、車で移動する際の所要時間は約2時間半です。大都市へのアクセスが良いことから、程良い利便性を確保できる移住先となっています。