即効性抜群!具体的な虫対策まとめ

田舎暮らしで避けては通れない「虫」の存在!具体的な虫対策も詳しく解説します
(画像=『移住したい』より引用)

田舎ではさまざまな虫と関わることは避けられません。そこで大事なのは虫による被害を防ぐことです。虫ごとに具体的な対策方法をまとめました。

蚊は蚊取り線香や殺虫スプレーで駆除

蚊は1匹1匹への対処は難しいので、まとめての対策が有効でしょう。昔ながらの蚊取り線香は、ピレスロイドという殺虫成分が練り込まれた線香です。着火すると熱によって殺虫成分が揮発して空気中に放出され、周辺の蚊に作用します。

効果のある範囲は2~3mと言われ、1部屋程度なら隅に置いておくだけで一気に対策できるのが利点です。一方、火を使うため取り扱いに注意が必要なこと、煙で喉が痛くなる・洗濯物に匂いが付く可能性などはデメリットと言えるでしょう。コンセント式や電池式の、液体電子蚊取りというジャンルの製品もあります。

また殺虫スプレーも有効な手段です。蚊に効果のあるスプレーとしては、蚊に向かって直接かける他、室内にワンプッシュするだけのタイプもよく見られるようになりました。殺虫成分が壁などに付着し、部屋にいる蚊を一掃できるというものです。また庭仕事のときなどに、地面などにスプレーする屋外用の強力なタイプもあります。外出時は虫除け対策も忘れずにしましょう。

ハエ・コバエはフマキラー 超激取れキューブが有効

どこからともなく現れわずらわしいハエやコバエ。キッチンや食卓周りに現れることも多いため、殺虫剤を使いたくない場合もあります。そこで向いているのが、誘引して駆除するトラップタイプの対策です。めんつゆと台所用洗剤で手作りする方法も話題になりました。

製品で有名なのはフマキラーの「超激取れキューブ」です。コバエが好む色や香りで強力に誘引し、容器の中に誘い込みやすい形状でしっかり捕らえます。

スズメバチはフマキラーやポイズンリムーバーで対処

危険度の高いスズメバチは、見かけたら即時に対処する必要があります。特に近くに巣がある場合などは、確実に駆除しなければなりません。

フマキラー社ではハチ向けにもさまざまな製品を出しています。「ハチ・アブダブルジェット」や「ハチ・アブバズーカジェット」は、遠くまで届くジェットスプレーでハチの動きを止めて退治、しばらく巣作りを阻止します。巣に持ち帰らせて成虫も幼虫も退治する駆除エサタイプの「スズメバチ巣ごとキラー」、庭木に吊すトラップ式の「ハチ超激取れ」もあります。

駆除するほか、万一刺された場合にも備えておきたいところです。応急処置用として、ポイズンリムーバーを準備しておくとよいでしょう。口をつけずに毒を吸い出すことができる道具です。

ゴキブリは置き餌やスプレーで駆除

ゴキブリに薬剤で対処する方法のひとつは、ホウ酸団子に代表される置き餌タイプです。ゴキブリの出やすい場所に置いておくと、遅効性の毒で巣に戻ったあとの個体を退治、さらにその死骸を食べた仲間のゴキブリも退治することができます。巣ごと退治できること、死骸を見なくて済むことが大きなメリットです。

一方、出没した個体に即効性があるのはスプレータイプです。ピレスロイド系のイミプロトリンという成分は、神経を麻痺させて動きを鈍らせ、確実に仕留めるのに有効です。ほかに、効果が長く続くフェノトリン成分を使ったスプレーもあり、ゴキブリの通り道に吹きかけることで忌避効果を持続させる待ち伏せ効果があります。キッチン周りなど殺虫成分を使いたくない場合は、合成洗剤の泡で窒息させて退治するものや、凍らせて動きを止める冷却剤タイプが使えるでしょう。

シロアリはスプレーで直ちに駆除

家屋に深刻な被害が出る恐れがあるシロアリは、見かけたら早急に駆除しなくてはなりません。スプレーは殺虫成分をシロアリに直接吹きかけるため、即効性に優れています。商品によっては、侵入経路に吹きかけておくことで一定期間効果が持続する、予防効果があるタイプもあります。

ただし、シロアリは目につかないところに巣を作り、身を隠していることが多いものです。現れた個体をスプレーで退治するだけでは根絶は難しいでしょう。置き餌型の殺虫剤は巣ごと駆除が見込めます。

もしも既に被害が大きいと思われる場合は、信頼できる専門業者に調査・駆除を依頼する必要があります。また、住宅の防蟻処理としては、土壌への薬剤散布や木部への塗布・注入といった作業を定期的に行うことが基本です。餌となるダンボールや廃材を家の周囲に放置しないといった予防も忘れず行いましょう。

クモは益虫なのでケースバイケースで対処

アシダカグモなどのクモは、害虫を食べてくれるありがたい存在として、屋内で見かけてもそっとしておく人が多いようです。どうしても気になる場合は、ちりとりや虫取り網を使うなどして外に逃がしてあげるとよいでしょう。クモよけのスプレー製品や、クモが嫌うアロマやレモンをつかって、クモを寄せ付けないようにする手もあります。
何より、クモが家の中にいてほしくないのであれば、エサとなる他の害虫がいない環境を作ることが重要です。

カメムシは潰さず触れずに虫取り網で

刺激を与えると悪臭を放つカメムシは、叩いたり払ったり、掃除機で吸いこんだりするのは厳禁です。虫取り網で捕獲するとよいでしょう。ティッシュペーパーをそっと差し出してつかまらせ、ティッシュごとポリ袋に密封して捨てたり、外に逃がしたりする方法もあります。カメムシ用の殺虫剤には、瞬時に凍らせる凍結タイプのものが一般的です。

カメムシは時に大量発生するため、家に入れないことも大事です。他の害虫と同様、家のちょっとした隙間が侵入経路となるためしっかり対策しましょう。ほかにも侵入経路となる窓の網戸やカーテンに忌避剤をスプレーする、洗濯物にも注意するなどの対策が考えられます。