神社に行ってはいけない人は、どんな人?
神社に行ってはいけない人、お参りをするのを控えた方がいい人はいるのでしょうか。
基本的に、神社は誰でも快く迎え入れてくれます。
しかしながら、マナーや気遣いとして、行かない選択肢がある場合があります。
または「行くべきではない人」も存在するでしょう。
具体的にどのようなケースが該当するのか、一つずつ挙げてみましょう。
神社に行ってはいけない人①忌中の人
かけがえのない家族が天国に旅立ったばかりの人は、四十九日の法要が晴れるまでは行かない方が良いでしょう。
死の穢れという意味もありますが、環境の変化に付いていけず、知らない間に疲労が溜まっていることがよくあります。
大抵の人は、日常生活や仕事だけで手一杯なはずです。
無用な外出を避け、心穏やかに過ごすのも良いでしょう。
■ 喪中は問題ないとされることも
大切な人が亡くなってから喪に服す期間は、故人との続柄にもよりますが、たとえば父母の場合は12〜13ヶ月とされています。
この期間中に神社の参拝を控えるべきかについては、実はマナー違反ではないそうです。
家族で話し合い、参拝について決めるといいでしょう。
神社に行ってはいけない人②生理中の方
生理は穢れであるから、その期間は神社に行ってはいけない、という意見もあります。
しかし生理は女性にとって自然なものであるので、穢れているという捉え方はしなくてもいいかもしれません。
神社に行ってはいけない、という考え方はしなくても大丈夫でしょう。
ただし、生理中は何かと体調が優れない人が多く、誰かが無理に参拝に連れて行くというのは少し考え直した方がいいかもしれません。
自分から進んで行きたい場合は行ってもいいのですが、体が重く疲れている時は素直に休んでもいいのです。
神社に行ってはいけない人③悪い心がある人
これまで挙げた方々は事情があり、「参拝は控えめに」という程度でした。
しかし、今回の項目に該当する人は招かれざる客であり、同じ参拝客としても嫌な気持ちになります。
また、神職に携わる人に対しても大変迷惑ですので、反省が必要です。
■ ゴミを散らかしたり、落書きしたり、騒いだりする
神社は神様がいらっしゃる聖域です。
小さな子供が泣き騒ぐのは仕方ないかもしれませんが、ある程度の年齢に達したら身を慎む必要があります。
ましてやゴミを捨てたり落書きをしたりする人は大いに問題でしょう。
■ 盗みを働く
賽銭泥棒や、おみくじの箱からおみくじだけ取って代金を支払わない人は、場に相応しくないでしょう。
そのような考えの持ち主を、神様は果たして歓迎するのでしょうか。窃盗は犯罪です。
■ 夜間に不法侵入
神社には、年越しなどの特別な理由がない場合、深夜に入り浸るべきではありません。
ましてや丑三つ時に藁人形を打つ「丑三つ詣で」による被害はニュースにもなりましたが、絶対にやめるべきです。
神社の方々だけでなく、近隣住民にとっても不気味な藁人形の存在は恐怖ですし、見かけて良い気持ちになる人はいないでしょう。
神社内の不法侵入と神木に対する器物破損は、犯罪になりかねない迷惑行為です。
神社にお参りしてはいけない時間帯と、お勧めの時間帯
神社にお参りをしてはいけない時間帯や、逆に「この時間帯は大吉!」という時間はあるのでしょうか。
気になる時間帯のマナーを調べてみました。
午前中は良い
午前中の静かな時間帯に参拝すると、良い気を受けることができるとされています。
清らかな神社のパワーを受けられるよう、午前中に参拝するといいでしょう。
深夜は避けるべき
お祭りや新年の参拝など、特別に夜間の参拝が許されている場合だと問題はありませんが、神社は神が住まう所ですのでそれ以外の夜は良くないとされます。
特に人が寝静まった深夜に参拝するのは、近隣住民にとっても騒音となりかねないのでマナー違反と言えるでしょう。
神社の営業時間内の参拝が吉
神社にはそれぞれ、門を開ける時間帯や営業時間があります。
基本的にはそれぞれの神社の営業時間内に参拝するのが良いでしょう。
おおむね午前9時から午後5時までがマナー内とされます。