うんこ座り(ヤンキー座り)の3つのメリット

うんこ座りのメリット①骨盤底筋が鍛えられる

うんこ座りをすると骨盤底筋が鍛えることができます。

骨盤底筋とは、背筋や腹筋、太ももなど主要な筋肉につながっている重要な筋肉です。

骨盤底筋を鍛えると、加齢にともなう骨盤底筋の衰えをストップし、頻尿や尿漏れを改善できます。

長時間座ったまま仕事をする方にもうんこ座りはオススメ。

デスクワークで緩んでしまった骨盤底筋を鍛えることで、肩こりや腰痛の改善、猫背を正すことができます。

正しい姿勢に誘導されると、結果ウェスト引き締めやヒップアップにもよい影響をもたらします。

うんこ座りのメリット②血行が良くなる

うんこ座りできない=肉離れやこむら返りしやすい状況です。

ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、足の血液を心臓へ巡らせる働きを担っています。

ふくらはぎは人間の上半身の血行にまで影響をもたらす部位で、腕に点滴がうまく入らない方のふくらはぎをマッサージすることでスムーズに点滴できたというケースもあるほどです。

ふくらはぎが固まると血行が悪くなり全身状態に悪影響を及ぼします。

うんこ座りのメリット③女性特有の悩みを解決する

また、妊婦さんの場合、骨盤や股関節が開きづらい方は難産の傾向にあり、うんこ座りをすると正常な陣痛を促し難産を予防できるそうです。

さらに、女性の場合、足首と子宮や卵巣といった女性器は互いに作用しあう部位で、足首が硬いと生理痛がひどくなる傾向があるそうです。

うんこ座り(ヤンキー座り)できない4つの原因

うんこ座りができない原因はこの4つです。

  • アキレス腱、足首、股関節が固い
  • ふくらはぎや太ももの筋肉が凝り固まっている
  • 腹筋が弱い
  • 腰椎が固く柔軟性がない

このように体が硬い人たちはうんこ座りができないばかりか、普段から血液のめぐりが悪く怪我をしやすいという特徴があります。

筋肉が凝り固まり一度伸びることを忘れてしまうと、さまざまな健康トラブルの要因となりますのでストレッチをして解消しましょう。

うんこ座り(ヤンキー座り)ができない人の特徴

うんこ座りができない特徴①太ったしまった人

昔痩せていた頃は簡単にうんこ座りできたのに、年とともに太ってきて気づけばうんこ座りできなくなっていたというパターンです。

お尻から膝までと膝から足先までの長さを比べてみて、膝から足先の長さの方が短いとバランスが取りづらいです。

太ったことでこの状態になってしまったため、うんこ座りができなくなったということです。

うんこ座りができない特徴②関節のねじれがある人

関節にねじれがあるとうんこ座りがきないです。

手すりを支えにしてつま先立ちしたときに、小指に体重がかかる、膝と膝のあいだに隙間ができる場合は、関節がねじれている可能性があります。

膝と膝のあいだの隙間⇒内ももを鍛えるストレッチ スクワットしたとき膝と膝がくっつく⇒裏太もも内側の筋肉を鍛える

など改善すればうんこ座りもできるようになります。

うんこ座り(ヤンキー座り)ができるようになるためのストレッチ方法

うんこ座りができる体づくりは健康と切っても切り離せません。うんこ座りできない人ができるようになるためにはどうしたらよいのでしょう。

何より大切なのは無理して体に負担をかけすぎないこと。その上で少しずつ硬い部分をストレッチでやわらかくしていきます。

それでは、うんこ座りをするために効果的なストレッチをいくつかご紹介します。

うんこ座りをするためのストレッチ方法①ふくらはぎや足首のストレッチ

うんこ座りできるようになるためには、ふくらはぎをやわらかくすることが一番重要です。

立ち姿勢で足を前後に開き、後ろの足の「足の裏」を床にぴったりくっつけましょう。そのまま前の足に体重をかけます。

反対側も同じようにストレッチします。慣れてきたら足の幅を少しずつ広くしていくとよいでしょう。

最初はバランスを取るのが難しいので、壁に両手を付けたり、手すりを使用すると簡単にできます。

このストレッチは足首も一緒にやわらかくできる方法です。

うんこ座りをするためのストレッチ方法②アキレスのストレッチ

うんこ座りできるようになるためには、アキレス腱をやわらかくすることです。

まず、片足の親指の腹をもう片方の足のくるぶしの上あたりにあてます。

骨に沿うように膝あたりまで親指の腹で押していきましょう。

痛いと感じるポイントがあれば、痛みがなくなるまで念入りに揉みほぐしながら進めてください。

痛い部分がなくなるとアキレス腱がやわらかくなっているサインです。

うんこ座りをするためのストレッチ方法③股関節のストレッチ

うんこ座りをして後ろに倒れる場合は股関節がうまく動いていないのかもしれません。

正常な股関節の動きでないため、足の筋肉に骨盤が引っ張られるように持っていかれかかとが浮いて倒れてしまうのです。

股関節改善ストレッチをこまめにおこなうことで、股関節の動きが整えられ骨盤が正常の位置に立つようになります。

はじめに電話帳など厚み5センチくらいのものを床に置いてください。

立ち姿勢で片足のつま先を電話帳の上に乗せて、かかとは床につくようにします。

背筋をまっすぐ伸ばし上半身を前に倒します。手をつま先に軽くつけ、その状態でゆっくり呼吸しながら30秒キープしましょう。

うんこ座りをするためのストレッチ方法④脛の筋肉のストレッチ

うんこ座りできるようになるためには、脛の筋肉をやわらかくすると効果的です。

あぐらをかいて片足の親指でもう片方の足の裏を指圧します。

ちょうど親指の付け根の近くの土踏まずを重点的に指圧するとよいでしょう。

次に、足の反対側の手で指先を持って甲の方に指を倒してください。

脛の筋肉をやわらげ、こむら返りの癖がある方にも効果的です。

うんこ座りをするためのストレッチ方法⑤腹筋ストレッチ

腹筋ストレッチにはまずダンベルを準備します。

腕をまっすぐ伸ばした状態で両手にダンベルを持ちます。その姿勢のままうんこ座りをしてください。ダンベルの重さで腹筋が鍛えられます。

はじめはうんこ座りできなくてもダンベルのおかげで重心が前にいくため後ろに倒れません。さらに毎日続けているとダンベルなしでもうんこ座りできるようになります。

ちなみに女性でヒールを履く方は、ふくらはぎや足首が硬くなりやすいので、ストレッチのほか、入浴時にふくらはぎマッサージや足首くるくる運動をすると、より効果的です。

うんこ座りをするためのストレッチ方法⑥内もものストレッチ

うんこ座りできるようになるためには、内ももの筋肉をやわらかくすることも重要です。

まず立ち姿勢で肩幅よりやや広く足を広げ、体をまっすぐしたまま股関節を横に倒し10秒キープします。

ここでポイントは、ウエストを曲げてしまうのではなく、ももの付け根を曲げるようにしてください。

また、一緒に首を曲げてしまわないよう注意しましょう。