病気ではないのに眉毛がかゆい場合の対処法とは?

病気ではないのに眉毛がかゆくなるのは、刺激や乾燥が原因だということがお分かりいただけたかと思います。

それでは、病気ではないのに眉毛がかゆくなる時には、一体どのような対処法をとればいいのでしょうか。

ここからは、眉毛がかゆくなる時の対処法についてみていきたいと思います。

【かゆい眉毛の対処法①】保湿をする

眉毛がかゆくなる大きな原因には、乾燥があります。乾燥によって眉毛がかゆくなる時には、眉毛の周辺が乾燥しないようにすれば、かゆみが治まります。

眉毛の乾燥を防ぐためには、充分に保湿をすることが大切です。

洗顔のあとで、化粧水や乳液で肌を整えるかと思いますが、それだけで眉毛の乾燥を防げない場合には、保湿成分がたっぷりと入っているワセリンを使うと、眉毛を保湿してかゆみを抑えることができます。

ワセリンだけでも販売していますが、ワセリンを沢山使っているリップクリームやニベアのクリームを使っても効果的です。

【かゆい眉毛の対処法②】洗顔は軽く

眉毛がかゆくなるのを防ぐためには、洗顔を軽く行うことが大切です。

眉毛に限らず、洗顔料を使ってゴシゴシと顔を洗いすぎてしまうと、顔の皮膚を健全に保つための皮脂をすべて洗い流してしまい、肌荒れや、肌を乾燥させる原因になってしまいます。

特に皮脂が多いTゾーンや小鼻周辺はゴシゴシと払ってもいいのですが、眉毛を含む他の部分は軽く泡で包んで汚れを落とす程度にしておきましょう。

眉毛メイクをきっちりとしている人は、洗顔の前のクレンジングでしっかりと化粧品を落とすことも大切です。

【かゆい眉毛の対処法③】低刺激のメイク用品を使う

眉毛がかゆくなる原因が、化粧品や基礎化粧品の刺激が強すぎることであれば、低刺激の化粧品や基礎化粧品に変更することも大切です。

女性の肌というのはとても複雑で、年代によって大きく肌質がどんどんと変わっていきます。

また妊娠や出産という女性にとって大きなライフステージを経ることでも、身体の中のホルモンバランスが大きく変化をして、肌質が敏感肌になってしまうものです。

今まではこの化粧品で大丈夫だったのに、と思っていても、それがもう使えなくなってしまった場合もあるので、思い切って化粧品や基礎化粧品を低刺激のものに変えてみましょう。

現在は、必ずどのブランドであっても、低刺激の商品を販売しているはずです。美容カウンセラーに相談してみても良いでしょう。

眉毛がかゆい!病気の可能性も!

眉毛にかゆみがある時には、病気の可能性もあります。眉毛のかゆみの原因が病気であれば、病気に応じた対応をしなければ、かゆみは収まることがありません。

眉毛に赤い感じや、眉毛が抜けることがあったり、かぶれがあったりすることもあるかゆみがある場合には、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎の可能性もあります。

眉毛が抜けるほどかゆい原因がアトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎であったときの、処方される薬などの対策法等についてここから見ていきたいと思います。

【眉毛がかゆい病気①】アトピー性皮膚炎

まずは、眉毛がかゆい原因の病気として考えられるアトピー性皮膚炎についてみていきましょう。

アトピー性皮膚炎というのは、もともとアレルギー体質を持っていたり、肌のバリア機能が弱い人が、皮膚の湿疹とかゆみを繰り返す病気です。

一度よくなったと思っても、再び繰り返すことが多く、なかなか完全に治るということがないのが特徴です。

赤い湿疹や皮膚がジュクジュクすることも多く、顔にも症状が出やすく、特に目の周りは赤い湿疹ができやすいものです。

そして眉毛にもアトピーの症状が出ることもよくあります。

眉毛にアトピーの症状が出ると、赤い湿疹が出るほかに、眉毛が抜けることも多いのですが、完全に眉毛が剥げてしまうことはなく、しばらくすると、抜ける眉毛がまた生えて元通りになります。

アトピー性皮膚炎の原因とは?【眉毛がかゆい】

アトピー性皮膚炎の原因としては、肌のバリア機能と身体の免疫機能が、異常に働きすぎることが原因となります。

私たちの体には、外からやってきたウイルスや細菌などの異物から体を守るための免疫機能というのが備わっていますね。

特に、外気にいつも晒されている皮膚にはバリア機能が備わっていて、私たちの体を外気に漂っている体に悪いものからいつも守ってくれています。

しかし、アトピー性皮膚炎の人というのは、この免疫機能やバリア機能というのが過剰に働きすぎて、本来は攻撃しなくても良いものまで攻撃してしまいます。

そして本来は必要がない炎症を起こしてしまうのです。

アトピー性皮膚炎になってしまうのは、先天的な要因もありますが、長期間皮膚に強い刺激を与え続けたことや、疲労が続いたことで免疫系を不安定にすることも、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因となります。