ラオス料理の特徴、食材や調味料の購入先は?
もち米が主食、これがラオスの食文化の最大の特徴と言えるでしょう。都市部ではパンや麺も食べるようになりましたが、基本は、朝昼晩と三食もち米を食べる家庭が多いようです。
2019年に放送されたNHKスペシャル「食の起源」という番組でも、「ラオスのある村で、一日に4人家族で3キロも、もち米を食べている」と紹介されました。
ラオス料理で、主食のもち米のお供として、食卓に必ず並ぶのが、チェオと呼ばれる「つけだれ」です。チェオの種類は豊富で、トマトやきのこ、香草やライムなど、実に様々な食材が使われます。日本で言えば、佃煮やふりかけのような存在でしょうか。
ラオスの伝統料理は素朴でシンプルな味わいのものが多いようです。焼き魚などは、塩をふって、バナナの葉でくるんで焼くだけですが、つけだれを少し加えてご飯と食べると最高です。焼鳥や、焼豚も、塩味の効いたタレをつけて丁寧に焼き上げた、素朴な味わいのものです。
19世紀以降、フランスの植民地になったラオスでは、食の多様化が進みます。宗主国フランスから、様々な食材や調理法が伝わったからでしょう。フランス統治下で華僑の移民が増え、内戦でタイとの関係が親密になるなかで、中華やタイ料理の影響も強く受け、食文化がより多彩になりました。
日本でも、明治維新と開国によって、食の多様化が進み洋食が普及しました。ちょうど同じ頃、ラオスでも、同じような背景のもと、同様の変化が起こっていたのです。
今回ご紹介するラオス料理は、ラオスでずっと昔から食べられてきた素朴でシンプルなラオスの伝統料理から、中華やタイ料理、フランス料理の影響を受けたものまで含まれす。いずれも、今日のラオスの食卓を彩る、ラオス料理の代表的なものです。
ラオス独自の調味料ってなに?
「ラオス独自の調味料は何?」と聞かれると、首をかしげてしまいます。現在、ラオスのスーパーの店頭に並ぶ調味料は、タイ製のサラダ油や、ナンプラー、シーズニングソース(大豆から作るたまり醤油のような調味料)やオイスターソースなどです。パーデークと呼ばれる魚醤もラオス料理には欠かせない調味料ですが、同じくタイ製のものが並んでいます。
タイ族とラオ族は、もともと同じ系統の民族で、言語・文化・宗教も近しいため、料理に使う調味料も共有できるものが多いのでしょう。
ナンプラーは日本のスーパーでも販売されていますが、シーズニングソースやパーデークは、下記の店舗やネットショップを利用すると簡単に手に入ります。
タイの食材を多く扱う店舗
アメ横センター街 地下食品街
アジアスーパーストア
KALDI
タイの食材を扱うネットショップ「Ai-Thailand」
Thai Food Market
ラオス料理の作り方①「カオニャオ(もち米)」
ラオスで最も美味しい食べ物は何?と聞かれたら、「もち米」と答えたくなるほど、ラオスのもち米はとにかく美味しいです。独特の甘みや風味があり、食感もツルツルしっとり。何もつけずにそのままでも、ぱくぱくとずっと食べ続けられます。
日本で白いお米を炊くように、ラオスでも、何も混ぜない白いもち米を、専用のザルと鍋を使って蒸します。多くの家庭では炊飯器は使いません。水が少ないと芯が残り、多いとネチョネチョになってしまい、美味しく炊けないからです。
もち米は、お湯の入った鍋の上に、竹の皮で編んだザルのような容器をのせ、その中にもち米を入れて、蓋をして蒸します。お米は前夜からたっぷりの水に浸しておきます。蒸す時間は40分ほど、その後10分ほど蒸らします。もち米の上側は火が通りにくいので、蒸し始めて20分ほど経過したところで、かき混ぜて上下をひっくり返します。
日本の家庭でも、鍋やセイロ、蒸し器があれば同じ要領でもち米を蒸すことができます。炊飯器を使う場合は、柔らかくなり過ぎないように、下記の要領で炊いてください。
材料(二人分)
- もち米2合
- 水200ml(水は、もち米の2/3でも多いくらいです。半分より少し多めを目安に)
作り方
- もち米は前の晩からほとばしておく。
- 炊飯直前に、もち米を3回ほど軽く洗う。
- 炊飯が終わった直後に、もち米を天地反転して、10分以上むらす。