読んでいるだけで甘酸っぱい気持ちになる恋愛小説。片想い・両想いなどジャンルは様々ですが、それぞれに魅力がありますよね。今回は、中学生から大人までを対象に、おすすめ恋愛小説をまとめました。ご紹介するおすすめの小説の中から、気に入るものを探してみてくださいね。
気になる恋愛小説のおすすめは…?
恋愛小説に興味があるけれど、何を読めばいいか分からないという方はいますか?
確かに、本屋さんには文庫が山のようにあり、どれを選ぶべきか悩みますよね。
そこで今回は、恋愛小説をジャンルごとに分類し、紹介いたします。
中学生向け、高校生向け、大人向けなどに分けていますので、ご自身に合った小説を選んでください。
こちらで紹介する作品は、全て文庫で購入することができます。
文庫はハードカバーよりも価格が安いので、嬉しいですよね。
また、無料で読める小説もいくつか紹介していますので、チェックしてみてくださいね!
おすすめ恋愛小説大人向け①夫婦・カップル
まずは夫婦やカップルを題材にした、大人向けの恋愛小説です。
有名作や人気作を集めましたので、「聞いたことがある!」という作品も多いかもしれません。
今まで恋愛小説にチャレンジしたことがなかった方も、気軽に読んでみてくださいね。
両想いの恋人たちを描いた作品を読んで、恋愛心理学もマスターしちゃいましょう!
おすすめ恋愛小説 1.『植物図鑑』有川 浩
『図書館戦争』で有名な著者が作り上げた、甘々なラブストーリー。
映画化したことで、一気に話題を呼んだ作品です。
道端で男の子を「拾った」女性と、その男の子の恋物語を描く、トキメキが欲しい女子必見の恋愛小説です。
おすすめ恋愛小説 2.『陽だまりの彼女』越谷 オサム
中学生の時いじめられっ子だった女の子と再会して、恋に落ちるお話。
一見ありきたりな設定のようですが、実は彼女には大きな秘密がありました。
ファンタジー要素も楽しめる、心が温まるラブストーリーです。
おすすめ恋愛小説 3.『いま、会いにゆきます』市川 拓司
最愛の妻を亡くした男性に起こる奇跡の物語。
この物語を読み終わった後、きっと愛する人を大切にしたいと再確認できるでしょう。
涙無しには読むことができませんので、ご注意ください。
おすすめ恋愛小説 4.『レインツリーの国』有川 浩
直接会ったことのない二人が、メールを通して心を通わせていくラブストーリー。
順調に進んでいるように思えた二人の関係ですが、彼女は会うことを拒みます。
そこには、隠された事情が…。
現代ならではの、メールから始まる恋物語です。
おすすめ恋愛小説 5.『カフーを待ちわびて』原田 マハ
きっかけは男性が絵馬に書いた言葉。
沖縄の離島を舞台にした、ピュアな恋物語です。
優しくてあたたかなストーリーは沢山の人に支持されています。
最後まで読んでいけば、驚きの結末が待っているかも!?
おすすめ恋愛小説 6.『センセイの鞄』川上 弘美
高校時代の先生と再会した主人公の女性。
それから二人は何となく一緒にお酒を飲むようになります。
二人の間で交わされる言葉は、シンプルだけどとても素敵。
ゆっくりと過ぎていく二人の時間に癒される、大人なラブストーリー。
先生が主人公の女性に向ける、あたたかな眼差しにも注目です。
おすすめ恋愛小説 7.『きらきらひかる』江國 香織
妻はアルコール中毒、夫には男性の恋人がいる…!?
夫婦と呼ぶには奇妙すぎる関係の二人。
でも、二人の間には、一般的な恋愛心理学では測ることができない絆があるのです。
さまざまな愛の形があることを教えてくれる小説です。
おすすめ恋愛小説 8.『予定日はジミー・ペイジ 』角田 光代
初めての妊娠だけど、なぜだか喜ぶことができない主人公。
旦那との考え方の違いなど、色々な問題を抱えながらも、出産に向けて奮闘します。
人間は完璧じゃなくてもいい!と思わせてくれる小説です。
おすすめ恋愛小説 9.『ジョゼと虎と魚たち』田辺 聖子
車いすに乗るジョゼという女性と、恒夫という青年の恋物語。
1984年に発表されましたが、いまだに色褪せない小説です。
意地っ張りでなかなか素直になれないジョゼの姿に、共感できる女性も多いのではないでしょうか?
女性の細やかな心理描写が読み取れる、恋愛心理学を知るためにもピッタリの一冊。
おすすめ恋愛小説 10.『眠れぬ真珠』石田 衣良
年の離れた男の子との恋を描いた小説。
主人公は仕事のできる、自立した大人の女性。
そんな彼女が17歳も年下の男の子と恋に落ちます。
彼の将来を考え、別れを決意しようとする主人公。
男性作家が女性の心理を巧みに描く、ラストまで目が離せない作品です。
おすすめ恋愛小説大人向け②片想い・失恋
次は、片想いや失恋をテーマとした、大人向けの恋愛小説を見ていきましょう。
大人だって片想いをするし、失恋することだってありますよね。
そんな時、こちらで紹介する恋愛小説が参考になるかもしれません!
おすすめ恋愛小説 11.『トリツカレ男』いしい しんじ
「トリツカレ男」と呼ばれる主人公は、何かに夢中になると、周りが見えなくなる人物。
そんな彼が、無口な少女に恋をします。トリツカレ男の恋の行方とは…?
個性派作家いしいしんじが作り出す、不思議な世界観は病みつきになるかもしれませんよ。
おすすめ恋愛小説 12.『愛がなんだ』 角田光代
片想いしている女性を描く、切なくて、少し可笑しくもある恋愛小説。
恋に向かって全力投球な主人公の女性。
大人だって、恋をすると不器用になるんですよね。
片想いをしている人なら、思わず「わかる!」とうなずいてしまうでしょう。
おすすめ恋愛小説 13.『彼女のこんだて帖』角田 光代
長く付き合っていた恋人と別れた女性。
彼女がまず最初に取り掛かったことは、美味しいものを食べること!
失恋を受け止め、前に進もうとする姿に勇気をもらえるでしょう。
『彼女のこんだて帖』は短編集であり、食事と恋愛にまつわるストーリーで構成されています。
文庫本の最後には、写真付レシピも掲載されているので、料理本としても素敵な一冊!
おすすめ恋愛小説 14.『だれかのいとしいひと』角田 光代
叶わない恋に落ちてしまう、不器用な人たちを描いた切ない短編集。
失恋すると分かっていても、恋をすることをやめられない人たちの恋愛心理学を知ることができます。
短編ごとに面白い設定があり、最後まで飽きずに読むことができるのもポイントです。
おすすめ恋愛小説 15.『落下する夕方』江國 香織
一緒に暮らしていた恋人と別れた主人公の女性。
彼女の新しい同居人は、なんと、別れた彼氏の今の恋人!?
切なくて、何だか奇妙な三角関係を描いた、江國香織の恋愛小説です。
おすすめ恋愛小説 16.『言い寄る』田辺 聖子
主人公は、男性関係に困ることがない、いわゆるモテる女性。
しかし、たった一人、好きになった男性には、どうしても上手く接することができないのです。
いくら男性慣れしていても、本気の恋の前では無力である主人公。
恋愛心理学の観点からも面白く読むことができます。
1974年に発表されて以来、ずっと愛され続ける片想い小説です。