長野県を代表する古刹(こさつ)・善光寺。全国から年間約600万人の参拝者が訪れていますが、善光寺周辺には絶品グルメを味わえるお店やおしゃれなカフェ、さらにお土産が買えるお店まで立ち寄りたいスポットが満載!今回は善光寺とその周辺のお店をご紹介します。善光寺参りとあわせて散策しませんか?
善光寺まではどうやっていくの?
善光寺へ行くにはJR長野駅からバスに乗っていくのが便利です!アルピコ交通で最寄りのバス停「善光寺大門」まで7分でアクセスすることができ、運賃は片道150円。午前中から午後にかけて、1時間に9本から10本程度で運行しています。
バス停から信号を渡ると、緩やかな坂道が続きます。2分ほど歩くと、善光寺の玄関口である仁王門(におうもん)が見えてきます。仁王門をくぐって、お土産屋が立ち並ぶ仲見世通りを4分ほど歩くと善光寺大門に到着します。
まずは約1,400年の歴史を誇る「善光寺」を参拝しよう!
善光寺周辺のお店を紹介する前に長野を代表する大寺院・善光寺をご紹介します。創建以来、源頼朝や武田信玄、徳川家康など時の権力者からの信仰も厚く、江戸時代になると庶民の参詣も増えてきました。
本堂では、自分の体の悪い部分と同じところを撫でると病気が治るといわれている「びんずる尊者」や、真っ暗な回廊を歩いて御本尊の真下にある「極楽の錠前」に触れると極楽往生を約束される「お戒壇巡り」を楽しめます。
本堂から少し歩いたところにある「経蔵(きょうぞう)」。江戸時代後期に創建されたお堂で中に入ると、釈迦の教説といわれる『一切経』が収められた八角の輪蔵があります。付属している腕木を押して回すことで『一切経』を全て読んだのと同じご利益が得られるといわれています。
山門に登って絶景を楽しもう!
また山門に登って楼上から絶景を眺めるのもおすすめ。2007年の修復工事で江戸時代後期に建立された当初の栩葺屋根(とちふきやね)が再現され、国内に現存する最大の栩葺建造物になりました。2階には学問の仏様として信仰されている「文殊菩薩騎獅像(もんじゅぼさつきしぞう)」が祀られています。
山門からは善光寺の本堂をはじめ、善光寺を護持する寺院として知られている「善光寺大勧進(ぜんこうじだいかんじん)」、そして表参道の眺望を楽しめます。カメラやスマホで撮影できるので、参拝の思い出に1枚撮ってみて。
【1】信州味噌の老舗「すや亀」で絶品おむすびを食べよう!
ここからは善光寺の仲見世通りと表参道で、参拝の行き帰りにおすすめのお店をご紹介します。
まずは創業100年以上の門前味噌の蔵元で、信州味噌や味噌菓子を販売するお店「すや亀」。善光寺・仁王門をくぐってすぐのところにあり、信州味噌を使ったソフトクリームや甘酒を堪能できます。
おすすめの一品が「のり巻き焼むすび」。専用の信州味噌をつけて焼き上げた一品でほのかな甘みを味わえます。善光寺の参拝で少しお腹を満たしたい方におすすめです。
【2】出来立てのアップルパイが買える「信州りんご菓子工房 BENI-BENI(ベニベニ)」
先ほどご紹介した「すや亀」の近くにあるアップルパイを含むりんごスイーツが味わえるお店。江戸時代後期に創業した長野を代表する老舗菓子店「二葉堂(ふたばどう)」が、善光寺の地で信州産のりんごの魅力をスイーツを通して国内外に発信したいという思いからオープンしました。
人気の「信州カスタードアップルパイ」は信州産リンゴを100%使用した一品。中には地元で愛される牛乳と卵を使用したカスタードクリームが入っていて、サクサクとした食感とともに濃厚なクリーム、りんごの風味を味わえます。すぐに食べられるので、食べ歩きにもピッタリですよ♪
【3】信州名物「縄文おやき」を味わえる「茶房 いづみや」
浄土真宗の開祖・親鸞(しんらん)聖人ゆかりの宿としても知られる老舗・いづみや旅館に併設した茶房。小麦粉の皮に野菜を包んで焼いた信州名物「縄文おやき」をはじめ、うるち米にゴマクルミ味噌を付けて焼いた「五平餅」などを販売しています。
おやきの具材は味噌の風味を加えた「野沢菜」、甘さ控えめの「あんこ」や「かぼちゃ」など、季節限定の食材を含む7種類を販売しています。抹茶やコーヒーを飲みながら味わってみて。