マカロンカラーという色をご存じですか?シャーベットカラーやパステルカラーと似ていますが、どのような違いがあるのかを説明します。また、マカロンカラーを使ったネイルやファッションコーデなども合わせて紹介するので、是非取り入れてみてくださいね!

マカロンカラーとは?

①マカロンのような色の種類のこと

【参考画像あり】マカロンカラーってどんな色?シャーベットやパステルとの違いは?
(画像=『BELCY』より引用)

マカロンカラーとは、色の種類の一種でマカロンのような色全般を指します。スイーツのマカロンと言えば、ピンク、グリーン、パープル、イエローといった、色とりどりの色合いが特徴ですよね。

パステルカラーのような淡い明るさがありますが、そこまで色が薄すぎず、少し鮮やかさをプラスしたような発色です。アースカラーのように自然な色合いや無彩色ではなく、ビビットでカラフルな色でありながら、白を混ぜたような淡さもある色合いです。

②明るめのトーンが特徴

【参考画像あり】マカロンカラーってどんな色?シャーベットやパステルとの違いは?
(画像=『BELCY』より引用)

マカロンカラーはどの色もトーンが明るいのが特徴です。色見本などに使われる色の種類には、明度と彩度で種類が分けられます。マカロンカラーの明度は、色見本の明るさで言うと最も明るい白と、二番目に明るいライトグレーの間あたりになります。

なお、色見本で最も明度が高く明るいトーンの色は、シャーベットカラー(ペールトーン)です。マカロンカラーはシャーベットカラーよりも少し明度が低めですが、色全体で言うと明度の高い色の種類となります。

③淡さと鮮やかさを併せ持つのが特徴

【参考画像あり】マカロンカラーってどんな色?シャーベットやパステルとの違いは?
(画像=『BELCY』より引用)

マカロンカラーは、白が多めの明るいトーンに加えて、ビビットな鮮やかさも併せ持つのが特徴です。色見本などの種類で見た場合、サイドの高い色ほどビビットカラーに近くなります。

濃くはっきりとした原色は、彩度の高いカラーとなります。ただし、原色は明度がちょうど50%あたり、中間の明るさとなるので、それよりもトーンの高いマカロンカラーは、鮮やかでありながら淡さもあるという色になります。

マカロンカラーと他の色の違いは?

①シャーベットカラーとの違いは色の彩度

シャーベットカラーとの違いは色の彩度です。シャーベットカラーとは、色の種類の中でも最も明度が高く、明るいカラーになります。白を多めに混ぜたような淡く薄い色合いが特徴で、彩度は低く薄い発色となっています。

明度は一番高く、彩度は一番低いという色が、シャーベットカラーとなります。マカロンカラーとの違いは、マカロンカラーの方が明度が低く、彩度が高いという事です。また、シャーベットのように涼し気な色という意味もあるので、暖色系よりも寒色系に使われる場合もあります。

同じ白っぽく淡いカラーでも、ベビーピンクやレモンイエローなどはパステルカラー、ペールブルーやミントグリーンなどは、シャーベットカラーと呼ばれる場合もあります。

②パステルカラーとの違いは色の明度

パステルカラーとの違いは色の明度です。パステルカラーとは、シャーベットカラーよりも若干明度が低く、彩度を高くしたカラーになります。シャーベットカラーの淡く薄い色を、もう少しだけ濃くすると、パステルカラーになります。パステルとは粉末の顔料でできた画材で、ふわっとしてパウダリーな絵画などに使われます。

このパステルで描いた絵のように、ふんわりとした淡く優しい色が、パステルカラーとなります。マカロンカラーとの違いは、マカロンカラーの方が若干明度が低くなり、彩度も少し高くなることです。パステルカラーと違い、更に暗めのトーンですが、同時に淡さもあるのがマカロンカラーの特徴です。

③ペールトーンとの違いは色のくすみ感

【参考画像あり】マカロンカラーってどんな色?シャーベットやパステルとの違いは?
(画像=『BELCY』より引用)

ペールトーンとの違いは色のくすみ感です。ペールトーンとは、シャーベットカラーとほぼ同じ色を指す種類として使われることもあります。しかし、シャーベットカラーとは少し違う意味で、淡く明るい色でありながら、若干くすんだ色合いをペールトーンと呼ぶ場合もあります。

また、パステルカラーやシャーベットカラーが西洋風の色なのに対して、ペールトーンには日本の伝統色が含まれる場合もあります。代表的な色は桜色、薄紅藤、乳黄色などです。

ペールトーンはシャーベットカラーにややグレーを混ぜて、くすませた色にしたものを指す場合もあります。しかしシャーベットカラーとペールトーンを同じに考える場合もあるので、明確な違いはありません。

マカロンカラーの色見本とは?

①色見本ではブライトに分類される

色見本で見た場合、マカロンカラーはブライトという色の種類に分類されます。マカロンカラーという名称は近年ファッションやネイル、雑貨類などの色を指す言葉として生まれたため、色見本にマカロンカラーというジャンルはありません。

色の明るさを示す明度と、色の鮮やかさを示す彩度で種類を決める色見本の場合、最もマカロンカラーに近いのはブライトカラーとなります。ポップで鮮やかながら、ほのかに淡さもある色なのです。

②マカロンカラーの明度は上から二番目

【参考画像あり】マカロンカラーってどんな色?シャーベットやパステルとの違いは?
(画像=『BELCY』より引用)

マカロンカラーの明度は上から二番目です。色見本では色の明るさを、5段階のトーンで示しています。最も明るいトーンがホワイト、次にライトグレー、ミディアムグレー、ダークグレー、ブラックという順で、明るさが決まります。

マカロンカラーは上から二番目の明度である、ライトグレーの明度に位置します。シャーベットカラー(ペールトーン)、パステルカラーよりも一段低い明度が特徴です。

③マカロンカラーの彩度は上から二番目

【参考画像あり】マカロンカラーってどんな色?シャーベットやパステルとの違いは?
(画像=『BELCY』より引用)

マカロンカラーの彩度は上から二番目です。色見本では色の鮮やかさも、5段階のトーンで示しています。最も彩度の低い黒に近い色合いが0として、2、5、8、9の順番に彩度が高くなっていきます。

最も彩度の高い9に位置するのがビビットカラーで、マカロンカラーは二番目に彩度の高い8の位置となります。つまり、マカロンカラーは色見本で見ると、明度、彩度ともに上から二番目の位置になるという事です。