仕事で振り回されることを受け入れてはいけない理由
「仕事でたくさん振り回されてつらいけど、誰かの役に立っているならいいかな」と考え、ムリに自分を納得させていませんか?
しかし、我慢しながら振り回されることには、さまざまなデメリットが潜んでいます。
ここからは、仕事で振り回されることを受け入れてはいけない理由をお話しましょう。
成長できない
仕事で成長するためには、新しい業務にチャレンジしたり、自分よりも仕事ができる人と一緒に働いたりしなくてはいけません。
しかし、人に振り回されているだけではただ「誰かの仕事の後処理」がうまくなるだけなので、キャリアとしての成長を見込めないのです。
キャリアの成長を積むことができなければ、ゆくゆく転職してキャリアアップしたいと思っても難しく、人生設計ごと大きく狂ってしまう可能性があります。
振り回されるだけでは評価されない
「人より多く仕事をしていれば、いつか社内評価も上がるはず」と考えている人もいるかもしれませんが、振り回されている人を会社が評価することは基本的にありません。
そもそも上層部の人間は「仕事がどのような経緯で完遂したか」を1つ1つチェックする時間がないため、あなたがたくさん振り回されたことを知らないのです。
あなたを振り回した人や上司が、しっかりあなたをアピールしてくれれば評価されることもありますが、期待はあまりできないでしょう。
ストレスがたまる
仕事なので時にはストレスを感じることもありますが、嫌なことを我慢して行えば過剰なストレスがたまります。
度を越えたストレスは、心身ともにさまざまな不調を呼び起こす可能性がある危険なものです。
また、ただストレスに耐えていても仕事ができるようになるわけではなく、スキルアップにも繋がりません。
自分の健康やキャリア育成のためにも、ストレスはためないに越したことはないでしょう。
判断能力が鈍る
人に振り回されストレスを感じ続けると、どんどん正しい判断ができなくなってしまいます。
なぜなら「振り回されるのが嫌だ」という気持ちを抱えながら、気持ちと正反対の行動に出るのはつらいため、脳が心の防御策として現実感を低下させるからです。
確かに現実感が低下すればつらい気持ちは和らぎますが、一方であなたはどんどん「自分が自分ではないような感覚」に陥り判断能力が鈍ってしまうでしょう。
病気のリスクが高まる
仕事で振り回され強いストレスを受け続ければ、当然病気になるリスクも高まります。
医師の診察を受けて治る軽度の病気ならまだしも、大きなストレスは突然死に繋がるリスクも高く、決して「たかがストレス」と侮れるものではありません。
また、体は健康でも心の病気にかかってしまうと、完治するまでに時間がかかることも多く、こちらも最悪の場合は死に至ります。
仕事で振り回されない自分になることは、自分の心身を守ることにも繋がるのです。