職場崩壊の原因3つ
職場崩壊が起こる原因として、代表的なものを挙げていきます。
ひとつの原因が職場崩壊につながることもありますが、多くの場合は複数の原因が重なっています。
1.職場の問題が解決されない
社内で問題が発生した場合、本来ならばすぐに解決に向けて取り組まなければなりません。
しかし、コストや時間を惜しんで表面上の対処しか行われない場合、再発する可能性があります。
問題の根本部分が解決されていないためです。
根本が解決されないまま問題が放置されると、社員は会社を信頼できなくなります。
自分の身を守るために、退職してしまう可能性があるのです。
2.会社への不信感
優秀な社員の退職が続く、新人が育たないなどといった不安定な状態が続くと、「この会社は大丈夫なのだろうか?」「経営に問題はないのだろうか?」と会社に対して不信感を抱くようになります。
不信感からこのまま会社に残ることを不安に感じ、退職につながってしまうのです。
3.心身の健康が損なわれている
慢性的な人手不足により長時間労働や休日出勤が続くと、心身の健康が損なわれてしまいます。
一時的な忙しさではなく、いつ終わるのか先が見えない状態だと精神的な負担も大きくなるでしょう。
過度なストレスと疲労から体調やメンタルヘルスに支障をきたし、退職や休職せざるを得なくなります。
職場崩壊の危険な前兆4つ
職場崩壊は、ある日突然起こるわけではありません。
何かしらの前兆が見られるとこも多いです。
職場崩壊が近づいている会社にみられる、危険な前兆を解説します。
これらの前兆がみられる場合、早めに退職や転職を検討した方が良いでしょう。
1.トラブルメーカーがいる
たった1人のによって、職場崩壊が起こることもあります。
その社員が起こした問題を解決するために新たな仕事が増え、場合によっては上層部まで動かざるを得ないことも。
通常業務に大きな影響を与え、作業効率も低下します。
さらに、「悪口を言う」「高圧的な態度でパワハラをする」「口が達者で上司に気に入られている」などに当てはまるトラブルメーカーの場合はさらに注意が必要です。
気に入らない社員を追い詰めて退職させたり、職場の人間関係を悪化させたりすることにより、職場崩壊に追い込む可能性があるためです。
2.優秀な社員が連鎖退職している
優秀な社員ほど、社内の異変を感じるとすぐに退職してしまいます。
能力があるため転職先もすぐに見つかり、劣悪な環境で無理に働き続ける必要がないためです。
優秀な社員がいなくなると、その人が効率よくこなしていた仕事が他の社員に割り振られ、仕事量が増加します。
その結果、長時間労働に耐え切れず社員の連鎖退職が発生するのです。
3.会社の売り上げが大きく減っている
労働時間が長く常に忙しいにもかかわらず、会社の売り上げや利益が大きく減っている場合は、職場崩壊の前兆かもしれません。
長時間労働は人手不足によるもので、全体的なパフォーマンスは下がっている可能性があるからです。
会社の売り上げや内部事情を知る、経理部や役員の退職が続く場合も注意が必要です。
4.仕事量や残業時間が急激に増えている
優秀な社員の連鎖退職により、深刻な人手不足となります。
残った社員でなんとか仕事を回さなければならず、仕事量や残業時間が急激に増加します。
場合によっては休日出勤も必要になるかもしれません。
長時間労働により、社員たちは心身ともに疲労していきます。
新しく人を雇ったとしても、膨大な仕事量や職場環境の悪さが原因ですぐに辞めてしまうでしょう。
5.社内の雰囲気や人間関係が悪くなっている
トラブルメーカーの存在や、成績を上げていた優秀な社員が退職することによって、社員のモチベーションは下がり社内の雰囲気も悪化していきます。
慢性的な人手不足や長時間労働による疲労感・ストレスで人間関係は悪化し、常にピリピリした雰囲気になるでしょう。