長時間歩くと足が痛いことはありませんか?
もしかしたら、偏平足が原因かもしれません。
偏平足を改善することで、腰痛や膝の痛み、肩の痛みが改善することも。
今回は、ヨガで偏平足を改善する方法をお伝えしていきます。
偏平足とは?
偏平足とは足の裏のアーチがつぶれてしまって、土ふまずが全くなくなってしまう状態のことを言います。
通常、足の裏のアーチが歩く時の衝撃を吸収してくれます。
車を想像してみて下さい。サスペンションがないと地面の衝撃が車体に伝わって、ガタガタと乗り心地が悪くなってしまいますよね。
足の裏のアーチがない状態というのは、車のサスペンションがないのと同じです。
カラダに衝撃がかかるので、足が疲れやすかったり、ヒザ、腰、肩などを痛める原因となってしまうのです。
偏平足になる原因とは?
足の裏には様々な筋肉があります。
ふくらはぎから足の裏にかけて伸びている筋肉や、足の裏に広がる筋肉、足首を曲げ伸ばしする筋肉など、とにかくたくさんの筋肉があるのです。
これらの筋肉が土ふまずを作る骨を支えているため、足の裏の筋肉が落ちてしまうと、土ふまずを作る骨が地面に落ちてしまいます。
すると、土ふまずがなくなり、偏平足になります。
つまり、偏平足を改善するもっとも有効な近道は、足の裏のいろいろな筋肉を鍛えることというわけですね。
ヨガには、足の裏の筋肉を有効的に使うポーズやエクササイズが多数存在します。
偏平足でお悩みの方は、ぜひ次から紹介するポーズ&エクササズを参考にしてください。
偏平足を改善するヨガポーズ2選
山のポーズ
ヨガのレッスンを受けると必ず出てくるのが「山のポーズ」です。
今回は、足の裏のアーチを意識しながら行ってみましょう。
「山のポーズ」のやり方
- 足をそろえてまっすぐに立つ。視線は遠くに。手は自然にカラダの横におろして、指先を軽く伸ばす。
- 両足の親指、小指、かかとがしっかりついていることを意識する。
- 筋肉を収縮されて、足裏のアーチを作ってみる。上体のバランスがどう変わるかを静かに観察してみる。
- 足の裏のアーチを作ったり、緩めたりを繰り返す。一番楽に安定する状態を探してみよう。
- その状態を1分間キープする。
木のポーズ
「木のポーズ」は、片足立ちでキープするポーズです。
片足だけに重心がかかってきますので、より足の裏に負荷がかかります。
足の裏のアーチを意識して行うことで、足の裏のアーチをキープする力が鍛えられます。
「木のポーズ」のやり方
- 「山のポーズ」で立つ。
- 体重をやや左の足に乗せて右ひざを曲げる。
- 右足の裏を左脚の内側につける。グラグラする方は右足を足首辺りにつけるだけでOK、できる方はできるだけ高い位置まで右足を持ち上げる。
- 両手を上に持ち上げて、30秒~1分間ほどキープする。