この記事は書籍『届け出だけでもらえるお金 戻ってくるお金』(宝島社)の内容を抜粋したものになります。
※以下、書籍より抜粋
省エネ給湯器等、生ごみ処理機の購入、建物緑化でお金がもらえる
(高効率給湯器等、生ごみ処理機、建物緑化などの補助金制度)
屋上や壁面の緑化で夏の暑さを和らげる!
家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)や自然冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート)など新しいタイプの高効率給湯器は、エネルギー効率がよく、二酸化炭素排出量も少ないことから導入が推奨されています。
しかし、導入時の費用が高額になるため、国、都道府県、市区町村でそれぞれ補助金を出しています。
たとえば、東京都新宿区で一戸建てにエネファームを設置する場合、国の補助金16万円(基本補助額のみ)、東京都の補助金10万円(上限額)、新宿区の補助金10万円、すべて申請・受給できたとすると、36万円の補助金が受けられます(2017年度の場合)。
住んでいる自治体や導入する機器によって補助金の金額は変わりますし、自治体の予算状況や普及状況によって補助金が終了する場合もあります。導入を検討する際は、調べてみましょう。
ごみを減らして自治体の処理負担を軽くするために、多くの自治体では生ごみ処理機器の購入費の一部を補助する制度を実施しています。
生ゴミ処理機やコンポストなど、処理機器のタイプ別に補助の上限額が決められていて、購入金額の1/2までなどとしている自治体が多いようです。
東京都府中市の場合は、ごみ減量化処理機器購入金額の3/5で、6万円を限度に補助金が出ます(2017年度の場合)。
建物が密集している市街地は、夏場はコンクリートやアスファルトに熱がこもり、周囲の地域より気温が上がるヒートアイランド現象が起こります。
そこで、それを緩和するためや生活環境をよくするために、ビルやマンションの屋上や壁面を緑化することに助成金を出している自治体があります。
東京都杉並区の場合、屋上緑化は2万5000円/㎡、壁面緑化は1万2500円/㎡が助成され、両方合わせて最高100万円までもらえます。
風呂内亜矢(ふろうち・あや)
ファイナンシャルプランナー。CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一般社団法人みんなで作る良い行政サービス協会主任研究員。2013年、ファイナンシャルプランナーとして独立。自身で試したお金の情報を、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、セミナーなどで発信している。
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