ライターの tokay です。食べることが大好きな食いしん坊主婦で、とくに甘いものには目がありません。好きな言葉は、笑門来福。みなさんが元気&笑顔になれるような『暮らしのためのお役立ち情報』をお届けしてまいります。
ベビーシッターを頼んでみたい、でも費用の相場がはっきりしなくて依頼をためらっている…というみなさん。実はベビーシッターは、選び方次第でお安く利用することもできるのです。本記事では、ベビーシッターの種類や特徴から、費用の相場とその目安、おすすめの利用方法まで詳しく解説していきます。
ベビーシッターには「マッチング型」と「派遣型」がある
最近のベビーシッターサービスには、さまざまな種類がありますが、大きく分けると企業が運営する「派遣型」と、個人間で契約できる「マッチング型」の2つに分けられます。
派遣型ベビーシッターとは、運営会社がベビーシッターを派遣してくれるサービスのことで、運営会社と契約することで、運営会社に所属しているシッターさんを派遣してもらうことができます。一方マッチング型は、アプリやサイトを通じて、個人間で直接契約をするベビーシッターです。利用者とベビーシッター双方が納得できれば、時間やコストをかけることなく、スムーズにやり取りできます。
一見すると、選択肢が増えたことで便利になったようにも思えますが、実はそうとも言い切れません。なぜなら、ベビーシッターの数だけ、費用やサービスが複雑に設定されてしまうからです。利用料金にばらつきが生じると、単純に費用の相場を比較することは難しくなってしまいます。ですから、自分に合ったベビーシッターを見つけるには「正しく判断するための情報」を整理することが何より大事です。
まずは「マッチング型」「派遣型」それぞれのメリット&デメリットから確認していきましょう。
マッチング型のメリット&デメリット
サイトやアプリを通じて自分でベビーシッターを選べる「マッチング型」のメリットは、主に3つ挙げられます。
<マッチング型のメリット>
- 単発での利用ができる
- 急な予定などが入っても、当日利用も可能
- 条件やプロフィールを検索して自分でベビーシッターを探せる
個人同士の契約で成立するマッチング型の場合、柔軟な対応が期待できます。また、サイトやアプリ上で日時を指定すれば、すぐに動けるベビーシッターさんを見つけることも可能です。
<マッチング型のデメリット>
- サイトやアプリが不具合やメンテナンスのときは利用できなくなる
- 問題が発生しても個人間で解決しなければならない
サイトやアプリが使えないときは当然、ベビーシッターサービスを利用できなくなります。さらに、大きなデメリットには、トラブル発生時、原則、当事者間で解決しなければならないことが挙げられます。
派遣型のメリット&デメリット
運営企業と利用者が契約を結ぶ「派遣型」のメリットは次の通りです。
<派遣型のメリット>
- スタッフの身元がはっきりしているので安心
- 質の高いサービスが期待できる
- トラブルになったとき運営企業が間に入ってくれる
派遣型の最大のメリットは、やはりトラブル発生時に運営会社が責任を持って対応してくれる点です。さらに、派遣型のスタッフは、スキルアップのための講座や指導を受けていることが多いため、質の高い仕事を効率よくおこなってくれます。
<派遣型のデメリット>
- 希望した日に訪問できる人が見つからないこともある
- 会員登録せず単発(スポット)で利用すると割高
派遣型は、お願いした会社に在籍するスタッフのスケジュールが合わない場合、希望した日にサービスを受けられないことがあります。また、会員料金と一般料金が分けられていることもあるので、単発(スポット)で利用したい人にとってはコスパが良くない側面も。土日祝やGW・お盆・年末年始の特別料金や、子ども一人につき◯円といった料金が設定されている場合もあります。
ベビーシッター費用の相場を比較
ベビーシッターサービスによって多少の違いはありますが、おおよその目安にしていただけるよう、費用の相場をまとめてみました。ベビーシッター選びの際には、ぜひ参考にしてみてください。
【1】基本料金の相場
《マッチング型》1,500円~2,500円(1時間)
《派遣型》2,000円~3,000円(1時間)
【2】入会金・年会費の相場
《マッチング型》入会金、年会費ともに不要
《派遣型》入会金10,000円~50,000円、年会費5,000円~10,000円
【3】早朝夜間深夜の割増料金の相場
《マッチング型》1時間ごとにプラス100円~1,000円
《派遣型》1時間ごとにプラス500円~1,000円
【4】兄弟姉妹追加の割増料金の相場
《マッチング型》1時間ごとにプラス300円~1,000円
《派遣型》1時間ごとにプラス1,000円、または1人分の1.5倍の料金など
【5】シチュエーション別にかかる費用の相場
① 朝の登園(準備含む)と保育園へのお送り費用の相場(1時間程度)
《マッチング型》2,000円~2,500円
《派遣型》3,500円~4,000円
② 保育園へのお迎えと自宅での保育費用の相場(3時間程度)
《マッチング型》6,000円~6,500円
《派遣型》7,000円~10,000円
③ 日曜日など休日に単発(スポット)で外遊び費用の相場(2時間程度)
《マッチング型》5,000円~5,500円
《派遣型》7,000円~8,000円
④ 子どもが風邪など急な病気をしたときの保育(6時間程度)
《マッチング型》17,000円~20,000円
《派遣型》15,000円~20,000円
派遣型の場合、当日すぐに対応できるシッターさんの確保が難しく、頼んでも引き受けてもらえない可能性が高いです。一方、マッチング型ですと、その日その時間に確実に稼働できるシッターさんが見つけられます。ただし、急な依頼は費用が相場よりも高くなってしまったり、選べるシッターさんが限られていたりするので気を付けてくださいね。
なお、ベビーシッターだけではなく家事代行の費用の相場について知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
いくら必要?家事代行にかかる費用と相場が知りたい!