妊娠初期の出血の原因と対処法は？注意すべきなのはどんな時？

妊娠初期の出血【主な原因⑦】流産の対処法

流産と診断を受けると、その状況によって対処法が変わります。

流産には『完全流産』と『不全流産』の2つがあって、それぞれで対処法が違います。

(画像=『Lovely』より引用)

完全流産とは、子宮の中の赤ちゃんや内容物が全て自然と出血と共に流れ出てしまう事を言います。

また、この流産を『進行流産』とも言います。

進行流産であっても、子宮の中に残留物が全て排出されるまでは経過観察が必要で、一時入院扱いになるケースも多いです。

(画像=『Lovely』より引用)

不全流産とは、子宮内に内容物の一部が残ってしまった場合や、お腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまった場合の流産の事を言います。

進行流産の途中で内容物が全て排出されずに子宮に残ってしまう場合も多くあり、残ってしまった内容物がさらに大量の出血を起こすケースもあります。

出血が多くなれば身体に大変な負担がかかり命の危険もある為、直ぐに入院をして、子宮内をきれいにする手術を受ける事になります。子宮の中に残った残留物を専用の医療器具で掻きだす手術で、子宮内除去手術と言います。

この子宮内除去手術を行った場合は、だいたい1日入院をして術後の経過観察をします。手術費用と入院費用は保険が適用となります。

(画像=『Lovely』より引用)

出血は子宮内の残留物がなくなるまで継続的にダラダラと続きます。

この時の出血の色もピンク色や鮮血、赤黒いなど様々ですが、ドバッドバッと一度に生理2日目以上の出血をする方もいます。

出血量や色には個人差が必ずありますが、出血をして病院に受診する際は、吸収力の一番良いナプキンを多めに持っていくようにしましょう。

もし途中で出血量が増えてしまった場合は、必ずその旨を直ぐに伝えて対処してもらって下さい。

流産は妊婦さんの約15%の人が経験していると言われています。妊娠初期に流産は珍しい事ではありませんし、いつ自分に起きてもおかしくありません。

(画像=『Lovely』より引用)

受精卵の染色体異常が原因なので、流産を予防したり進行を止めたりする対処法などもありません。

妊婦さんが出来る対処法としては、ママが自分の身体を労わる事です。

一番は身体を冷やさない事、栄養をしっかり摂る事などです。

赤ちゃんはママの栄養を分けてもらって成長をしていきますので、ママの栄養をしっかり蓄えておく必要があります。妊娠中に必要なビタミンや葉酸などは積極的に摂取するようにしましょう。

ママの体調を整える事が一番の対処法だと覚えておいて下さい。

睡眠不足やストレスにも注意が必要です。
妊娠初期は特にホルモンバランスが急激に変化をします。悪阻などの不快感もあり、ストレスが溜まりやすくなります。

出来るだけ気持ちを穏やかに保てる様、自分の好きな事をしたりお散歩をして気分転換をしたり、ストレスを発散できる環境も作っておきましょう。

身体を適度に動かすと、睡眠もしっかり取れるのでオススメですよ。

妊娠が分かって、嬉しさとドキドキ感とで幸せな日々を送っている妊娠初期に出血が起きた！となれば、初産であっても経産婦であっても驚きパニックになります。

でも、妊娠中だけではなく、出産や子育てしている時も予想もしていない事が突然起こります。
その都度パニックになっていてはママの身が持ちません。

母は強しと古くから言いますが、何が起きても平常心を保てるようにドンと気持ちを構えていて欲しいと思います。

心の中はパニックになっていても良いんです。

(画像=『Lovely』より引用)

平常心を装う事の出来る大きな気持ちを持てればそれだけで、頭の中は冷静に今起きている事態を把握して、最良の判断が出来ると思います。

今回は妊娠初期の出血の原因などをご紹介しましたが、妊娠中は数々の出来事やアクシデントが起こる人がほとんどです。
出血は赤ちゃんに影響があるんじゃないかと、誰もが不安になります。

大切な事なので、もう一度こちらでもご紹介します。

出血が起きても、慌てずに状況判断をして対処をして下さい。

出血の色は生理みたいなピンク色か鮮血か、少量か多量かなどを必ず見て下さい。

今の状況を産院や救急隊員などに伝える事の出来る、強い心を持つように心掛けましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。