5.熊襲の洞穴(鹿児島)
かつて“クマソ”と呼ばれる人々が暮らした穴。古事記や日本書紀に、ヤマトタケルノミコトがこの熊襲の穴でクマソ族の首領を倒したという神話が残されています。
洞窟の入り口はわずか1mの高さですが、中は意外と広く、奥行き22m、幅10m、高さは6mの空間が広がっています。そして洞窟内では、壁面に描かれたアートも見どころ。鹿児島出身の画家・萩原貞行氏が描いた現代アートで、独特の雰囲気を醸し出しています。
6.目白鍾乳洞(福岡)
目白鍾乳洞は、平尾台にある鍾乳洞の中で一番長い洞窟。全長2km以上ありますが、一般公開されているのはその一部の200mです。1968年、東京学習院大学探検隊によって最初に発見され、続く1969年に、四国松山商大探検隊によって全長1,000mのルートが発見されました。その後も発見を続けて、今に至ります。
めずらしいのは、約20mある一枚岩の天井。これは日本最大級の大きさと言われます。
一般公開されているコースとは別に、ケイビング体験もあり、初心者から上級者までのコースがあります。興味がある方は、鍾乳洞へ直接問い合わせてみてください。
7.牡鹿鍾乳洞(福岡)
牡鹿鍾乳洞は、入り口が竪穴で垂直に降りていくタイプの、めずらしい鍾乳洞です。「恐竜の落とし穴」とも言われています。長さは約400m、高低差約50m。入口から約25mほど降りると、横穴につながっています。
鍾乳洞内からは、ニホンカワウソや、ムカシニホンジカ、ナウマンゾウなどの化石も発見されています。
8.溝ノ口洞穴(鹿児島)
曽於市の山間にある、湧き水の侵食により形成された洞窟。日本百名洞の一つに選出されているほか、2021年には国指定文化財にも認定されました。
洞窟内は幅14.6m、高さ6.4m、奥行き209.5mもの広さで、照明なども設置されていないため中は真っ暗。入り口に置いてある懐中電灯を手に中へと進みます。
地元では昔から神聖な場所として崇められており、例年4月には、旧島津領内で受け継がれてきた伝統的な踊りを奉納する「岩穴祭り」が行われています。
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