日本最大級の水中鍾乳洞である稲積水中鍾乳洞や、九州最大の鍾乳洞・球泉洞、湧き水の侵食により形成された溝ノ口洞穴など、九州本土にあるおすすめの鍾乳洞&洞窟をご紹介します。
1.稲積水中鍾乳洞(大分)
大分県豊後大野市にある日本最大級の水中鍾乳洞。3億年前に形成された鍾乳洞が、30万年前の阿蘇山大噴火で水没して現在のかたちになったと言われており、世界的にもとても珍しい鍾乳洞です。
総延長が約1km、水深40m。洞内は一年中16℃に保たれ、夏は涼しく冬は暖かいのが特徴。吸い込まれてしまいそうなエメラルドグリーンの透明度の高い泉や、神秘的な「名残りの池」など、見どころがたくさんあります。
地球のエネルギーを感じる神秘的なパワースポットでもあります。
2.霊巌洞・五百羅漢/雲巌禅寺(熊本)
金峰山の山麓にある「雲巌禅寺」。寺の裏山には宮本武蔵が「五輪書」を書いたと言われる洞窟「霊巌洞」があり、洞内には岩戸観音が祀られています。
また、寺と霊巌洞のあいだの山肌には表情豊かな羅漢像がならぶ五百羅漢があり、こちらも迫力があります。神秘のパワーを感じるとして訪れる人の多いスポットです。
3.球泉洞(熊本)
1973年(昭和48年)に発見された鍾乳洞。全長4.8kmと九州最大の鍾乳洞です。およそ3億年前に海底にあった石灰岩層が隆起してできたと推測されています。
500mの観光コース(所要時間約30分)と、40mの縦穴などを階段で下る探検コース(所要時間約50分)があり、探検コースでは長靴やヘルメット、キャップライトを装着して進みます。探検コースの道中にはハートの石があり、見つけると幸せになると言われています。
敷地内には特産品が揃う「センター森林」やレストランもあります。
4.千仏鍾乳洞(福岡)
千仏鍾乳洞は、1935年と古くから国の天然記念物に指定されています。大小様々な形の鍾乳石が垂れ下がる、美しい鍾乳洞です。
入り口から900mまでが照明設備付きで一般公開されており、往復40分程度です。懐中電灯があれば、1.2kmの地点まで行くこともできます。
最初は靴でも歩けますが、480mから先は水の中を歩いて行きます。ちょっとした探検気分!水は、深いところでは大人のひざ下くらいまであります。無料の貸しサンダルもありますが、サンダルを持参しても良いでしょう。