社会人だからこそ友達が欲しい…でも友達の作り方がわからない
社会人になってから、何人新しい友達ができましたか?…この質問って単純に聞こえますが、案外、考え込んでしまう人もいるのではないでしょうか。
仕事がハードで会社と家の往復のみ…友達が欲しいと思ってもそんな時間すらないという方もいますよね。休みは家のことややりたいことをやったり、日頃の疲れを抜いたりもしたいし…。こういう生活をしていると、友達が欲しいと思っても、そう簡単じゃないんですよね。
社会人になると仕事中心の生活になってしまい、出会いも学生時代から比べると激減しますよね。(職種にもよるでしょうが…)
そんな毎日ですから、「友達ってどうやって作るんだっけ?もう作り方がわからない…」という気持ちが湧いてくるのも無理はありません。仕事で出会った人の場合、仕事の壁があるため気楽に付き合える友達になるのも難しいものですしね。子供の頃なんて、友達の作り方なんて意識しなくても、自然と仲良くなれていたのに…。どうしてこんな風になってしまったのでしょう?
社会人でも友達は欲しい…でもどうして作り方を忘れてしまったの?
社会人になったから、友達の作り方がわからなくなってしまったんでしょうか?あるいは大人・社会人になったから、新しい友達が欲しいと思っても、どうしたら良いのかわからなくなったのでしょうか?
子供の頃は、友達が欲しい…友達の作り方がわからない…なんて、考えたこともなかったという方も大半かもしれません。では、どうしてあなたは友達の作り方を忘れてしまったのか?少し考えてみましょう。
そもそも学生時代に友達の作り方で悩んだことはあった?
そもそも学生時代に友達が欲しいと思ったり、友達の作り方に悩んだりしたことがあったでしょうか?もちろん、個人の性格にもよりますから、控え目だったり、そんなに人と上手に話すのが得意ではなかったりする方もいるかもしれません。
しかし、社会人と学生時代には決定的に違うことがあります。それは、こちらが率先して動かなくても必然的に一定数の『役割』にハマらないで良い人たちが周りに多くいたことです。
みんな同じ条件で責任の鎧をまとうことなく、学校という場所で集まる…放課後は一緒に遊び…そういう、自由な生活ができていましたよね?つまり、そもそも友達の作り方なんて知らなくても、無意識に・必然的に友達ができていたのではないでしょうか?
大人になった今、能力や収入はもとより、生き方もさまざまあるのは当たり前。学生時代の頃のように”同じ”・”平等”という感覚が変化し、社会人として違いが生まれてきたということ。つまりそれが役割です。
大人になり社会人になると、学生時代のようにみんなが同じ平行線上に並ぶことはなくなりますし、ライフスタイルもそれぞれ変化していきます。早々専業主婦になり子供を持ちママになる人、バリバリのキャリアウーマン、海外へ移住、地元を離れる…そうやって、それぞれの道(人生)を進んでいくのです。
ですから歳と共に、友達の作り方が変わってくるのはいたって自然なことで、子供の頃のようにはいかなくなって当たり前なのかもしれませんね。
社会人であるという責任と役割にハマり過ぎていませんか?
社会人になり、みんながバラバラの人生を歩み自立していく上で、それぞれの”立場”や”責任”が生まれます。人によっては、母としてという人もいますし、会社員として、中には起業して個人事業主として…と、同じ歳・世代であろうが色んな立場の社会人がいることでしょう。
その立場によってやることや自己実現の仕方は変わってきますが、”立場”に縛られ過ぎて、ガチガチな考え方をしてしまう方も多くいます。
たとえば、ママ友として、社会人・会社員として、妻として…自分の今すべき役割の仮面をまとい、本当の自分を出す機会を失っていませんか?
こうなると『社会人だし、会社の人と友達のようになるのは良くない』と決めつけ、仕事の関係のみと割り切り、それ以上の仲になることを自らブロックしてしまいがちです。確かに仕事に関しては、友達気分ではなあなあになってしまうこともあるため、注意は必要ですが、ビジネスパートナー以上の関係性にはなれません。
ママ友の場合であっても、『〇〇くん(ちゃん)のお母さんとして』とか『子供のためにちゃんとしよう』という役割の義務感から、よき母としての仮面を外せなくなってしまい…。いざ、子供抜きになると希薄でよそよそしい関係になってしまうこともあります。
これでは、”友達は欲しいけど作り方がわからない”のではなく、自分から”友達になるのに邪魔な壁”を作ってしまっているのではないでしょうか?