生命保険の見直しや新たに加入する際、最近よく利用されているのが「保険相談サービス」です。保険相談サービスは、FPから無料で保険のアドバイスがもらえることから高い満足度を得ています。

保険相談サービスというと、大手ショッピングモールや駅前のテナントで見かける来店型を思い浮かべる人もいると思いますが、自宅や職場など、自分の都合のいい場所に来てくれる便利な訪問型もあります。

今回は、訪問型保険相談サービスのパイオニア的存在である「保険マンモス」について、その特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

保険マンモスってどんな会社?

(写真=PIXTA)

保険マンモスは、2005年に設立された「FPによる訪問型保険相談サービス」のパイオニア的存在です。

日経BPコンサルティングが保険相談サービスを利用した人を対象に、2015年に行った調査によると、回答のあった988名から保険マンモスは、店舗型・訪問型あわせた9社のうち、16項目中11項目で1位を獲得するという非常に高い評価を得ています。

そのなかでも「相談員(FP)が信頼できる」「FPの対応が丁寧」「FPの知識が豊富」といった調査部門で1位になっています。保険マンモスはFP教育や支援をおこなう会社でもありますので、その成果が調査結果に表れているのでしょう。

保険マンモスは、これまで訪問型の保険相談サービスに特化していましたが、最近では店舗型保険ショップの案内もはじめています。店舗型の保険ショップを紹介することで、訪問型だけでは行き届かない保険相談サービスの充実をはかろうとしています。

保険マンモスの特徴は?

(写真=Monster Ztudio/Shutterstock.com)

保険マンモスの特徴について紹介します。

相談サービスは無料

保険マンモスでは、保険や家計に悩む人に対して無料でFPを紹介しています。保険マンモスは紹介した提携FPから広告料を受け取って運営しており、FPは保険契約が成立した保険会社から手数料を受け取っているため、相談料が発生しないのです。

相談実績のあるFPが対応

保険マンモスと提携しているFPは採用時に厳しい審査を受けており、相談実績も豊富です。保険は各家庭によって必要な保障内容が異なります。そのため、保険マンモスのFPは家計全般の診断をするとともに、保険選びに必要な知識を相談者に与えながらアドバイスしています。

独立型FPによる有料保険相談サービスもある

保険マンモスでは、特にスキルが高く、顧客から評価の高いFPを紹介する「有料の家計&保険相談サービス」があります。無料のサービスではどうしても不安がある、もっと専門性の高いFPに相談したいといった要望のある人に利用されています。

世代や家族構成などにマッチした提案

保険マンモスのFPは豊富な相談経験を持っていることから、それぞれのライフスタイルにマッチした保険の提案を得意としています。また、保険は支出のなかでも大きなウェイトを占めることから、現在の家計の収支状況にあわせた提案をおこない、将来のお金に対する不安を打ち消すためのアドバイスもしています。

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保険マンモスのメリット・デメリット

(写真=PIXTA)

保険マンモスを利用するメリット・デメリットを紹介します。

実務経験豊富なFPから最適な提案が受けられる

保険マンモスと提携しているFPは、前述のとおり日経BPコンサルティングでは満足度上位にあるほどの信頼性と専門性を兼ね備えています。同世代であっても、年収や家族構成、資産の状況などはまったく異なります。これまで数多くの提案をおこなってきたFPならではのアドバイスが受けられるのは大きなメリットといえます。

あらゆる保険会社から保険を選べる

保険マンモスの取り扱い社数は平均22社。保険商品が豊富なのは自分にあった保険を見つけやすいといえますが、その分保険の知識がない人にとって保険を選ぶのは大変な作業です。

保険マンモスでは、保険と家計のプロである提携FPが一人ひとりに最適な保険を選んでくれます。

訪問型のため何度も足を運ばなくてもいい

保険相談サービスは店舗型と訪問型があり、どちらも一般的には3回ほど、FPと面談することになります。訪問型なら何度も店舗に足を運ばなくても、自宅や職場など指定した場所に来てもらえます。店舗型のように都合をつけて数回も足を運んだり、無駄な交通費がかかったりせずに済みます。

提案内容に偏りがある

保険マンモスはFPからの広告料で運営しており、さらにFPは紹介した保険会社から手数料を受け取っています。そのため、紹介手数料の高い保険を勧められる可能性は否定できません。

すべてのFPに該当するわけではありませんが、金融庁でも偏った保険の提案をせず、必要な保障の提案をするよう手数料の是正をする動きがあります。

少しでも疑問に思ったときは、保険マンモスに連絡をしてFPを替えてもらうなどしてもらいましょう。

地域によっては相談できない場合がある

保険マンモスは全国展開している保険相談サービスですが、住んでいる地域によっては訪問可能なFPがいないため、そもそも利用できないことがあります。

また、女性の一人暮らしで自宅での面談が怖いといった理由があっても、保険マンモスが提携しているFPは男性が多いため、女性FPを指定したりFPを替えたりできないことがあります。不安な場合は、面談先を勤務先やカフェなどに指定して利用すると安心です。

保険マンモスを利用するには?

(写真=Tero Vesalainen/Shutterstock.com)

Webサイトの申し込みフォームか電話で予約

保険マンモスのWebサイトの申し込みフォームから申し込むか、電話で面談日を予約します。一人ひとりの相談内容にあったFPを紹介してくれます。

新規加入以外は既契約の保険証券を用意

既契約の保険があれば、保険証券を準備しておきましょう。保険の内容がわからないままでは、FPは保険や家計の正しいアドバイスができません。

3回程度FPと面談

まずヒアリングをおこない、プランニングと提案を受けて具体的な内容の検討に入るまで3回程度FPと面談をします。その場で加入を決めなくても大丈夫ですので慎重に判断しましょう。

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保険は家の次に大きな買い物。しっかり相談して検討しよう

(写真=PR Image Factory/Shutterstock.com)

保険マンモスで保険や家計見直しのプロであるFPとしっかり相談できるのは大きなメリットといえるでしょう。ただし、本当に自分に必要なのかを決めるのは最終的には自己判断になります。提案をうのみにせず、納得のいくまでしっかり相談することが大切です。

文・ことりえ(ファイナンシャル・プランナー

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