山梨県での田舎暮らしのメリットデメリット

山梨県で田舎暮らし!山梨県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

山梨県への移住を決める前に、メリットとデメリットについて調査するよう心掛けましょう。ネットやテレビなどの情報だけで移住を決行した場合、思わぬデメリットにぶつかる可能性も考えられます。また、メリットについてよく知ることも、自身にとっての暮らしやすさを判断する上で非常に重要です。山梨県での田舎暮らしを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

メリット

自然の多い山梨県には、さまざまなメリットがあります。以下は、山梨県で田舎暮らしをする場合に得られるメリットです。

  • 現地生産の食材が多い
  • 空気が澄んでいる

山梨県に移住するメリットは、自然に由来するものが多くなっています。自然環境の良さを活かした現地生産の食材や、日常的に綺麗な空気を感じられる移住地です。それでは、各メリットについて詳しく見ていきましょう。

現地生産の食材が多い

田舎暮らしのために山梨県へ移住した場合、現地生産の食材が入手できるというメリットがあります。自然の豊かさが特徴的な山梨県は、ブドウ、桃、スモモ、ブルーベリーをはじめとする果物の生産地です。そのまま食べられるのはもちろん、ジャム、ジュース、ソースといった幅広い用途に使うことができます。頻繁に使う食材であることから、高品質かつ健康的な食事を日常的に楽しめるというメリットがあります。

また、水質が高い山梨県は、ニジマスの養殖漁業が盛んな地域です。全国2位の生産量を誇り、鮮度の高いニジマスを低価格で購入できる都道府県となっています。現地生産の食材が多いエリアに暮らすことで、食費を節約しながら快適な移住生活を送ることができます。「食にこだわりたいけど都市部だと鮮度や価格がイマイチで困っている」「美味しくて安い食材が手に入る県で田舎暮らしをしたい」という方は、山梨県への移住を検討してみてはいかがでしょう?

空気が澄んでいる

山梨県で田舎暮らしをするメリットに、空気が澄んでいる点が挙げられます。「富士山」や「南アルプス」といった山々の大自然を感じられる山梨県には、樹木などの緑が多いという特徴があります。樹木が持つ作用のひとつが、空気中に漂う二酸化炭素の浄化です。スギの木が東京ドーム5分の1程度の広さに植えられている場合、年間で1~3炭素トンの二酸化炭素を吸収するとされています。

そのため、森林が多い山々などの空気は非常に澄んでおり、健康的かつ心地よく暮らせるという特徴があります。マイナスイオンの効果も高く、ストレスを軽減しながら大自然の中でのびのびと生活したい方におすすめです。田舎特有の綺麗な空気を存分に味わいたい方は、山梨県への移住を視野に入れてみましょう。

デメリット

本格的な田舎暮らしにピッタリの山梨県ですが、田舎ゆえのデメリットも存在します。以下は、山梨県で田舎暮らしをする際に直面するデメリットです。

  • 教育機関が少ない
  • 医療機関が少ない

山梨県は、都会よりも人口密度の低い県です。そのため、教育機関や医療機関の数が少なく、不便さを感じやすいというデメリットがあります。山梨県への移住を考えている方は、事前に現地のデメリットについて理解するよう心掛けましょう。では、各項目の詳細についてチェックしていきます。

教育機関が少ない

山梨県で田舎暮らしをするデメリットに、教育機関の少なさが挙げられます。山梨県には、中高一貫校や大学が少ないという特徴があります。中高一貫校は公立・私立で全5校、大学は短期大学を含めても全12校しかありません。教育の選択肢が大幅に狭められてしまうことから、教育に力を入れたい子育て世帯は注意が必要です。

大自然の中で田舎暮らしをする場合、子どもの感受性を育てられる、のびのびと子育てができるといったメリットがあります。しかし、ハイレベルな教育を受けられる機関が少なく、都会ほど多くの教育機会に恵まれていない点にも考慮しなければなりません。山梨県内で田舎暮らしをしたい場合は、県庁所在地の甲府市から程近いエリアを選ぶなどの対策を練るようにしましょう。

「思ったような教育を受けさせてあげられなかった」「もっとよく教育面に関する調査をすれば良かった」といった後悔をしなくて済むように、将来のことも見越して移住地を決定してください。

医療機関が少ない

山梨県で田舎暮らしをする際は、医療機関の数が少ないことに注意しましょう。2021年の病院数に関する調査において、山梨県は国内最下位の47位を獲得しています。県内の病院数が2,059しかなく、46位の鳥取県とは100施設もの開きがある点もポイントです。大規模な医療機関を設置していない自治体もあることから、緊急時や病気の際に不便さを感じるエリアとなっています。

周辺に病院がない場合、通院や入院時に遠方の自治体まで出向く手間と時間が発生します。自家用車や公共交通機関を利用することになるため、ガソリン代や運賃代がかさむといったデメリットがあることも忘れないようにしましょう。山梨県で快適な田舎暮らしをしたい方は、医療機関が多い自治体について調べることが大切です。移住後の利便性を具体的にイメージし、住み心地の良い移住地を見つけてください。