富士山、南アルプス、フルーツなどのイメージが強い山梨県は、田舎暮らしに憧れる人々から人気のエリアです。この記事では、山梨県内で田舎暮らしをする際のメリットやデメリットについて、移住支援を行っている自治体の情報を交えながら解説していきます。

山梨県で田舎暮らしをするならここ!おすすめの場所5選

山梨県で田舎暮らし!山梨県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

自然の多い山梨県は、田舎暮らしに最適なエリアです。ここでは、山梨県内でおすすめの自治体5つについて紹介していきます。

  • 北杜市
  • 甲斐市
  • 南アルプス市
  • 甲州市
  • 中央市

一口に山梨県と言っても、自治体ごとに異なる特色を持っています。自然環境、交通の便、観光スポット、文化、教育、雇用先など、自身が重視する部分にスポットを当てながら移住先を決めることが大切です。山梨県での田舎暮らしに興味がある方は、各自治体の違いについてしっかりとチェックするようにしましょう。では、5つの自治体を紹介していきます。

北杜市は、山梨県の最北端に位置する自治体です。県内最大の面積を誇り、山、丘陵、河川、湖といった多種多様な自然環境に囲まれています。自然の豊かさが魅力の北杜市では、ブルーベリーや豆苗などの生産が盛んです。「日本三大ブルーベリー」のひとつにも指定されており、良質な食材を日常的に食べられるというメリットがあります。都市部よりも安く食材を入手できるため、食費を抑えたい方におすすめの移住地です。

また、北杜市は、都市部との交通アクセスが良好な自治体です。市内にはJR東日本、路線バス、「小淵沢インターチェンジ」や「長坂インターチェンジ」などの高速道路、国道20号線及び141号線が通っており、県庁所在地の甲府市へは30分弱の所要時間となっています。豊富なアクセス方法があることから、頻繁に都市部へ行く方にとって暮らしやすい移住地です。

尚、北杜市で田舎暮らしをする場合、就職活動がスムーズに進められる点もポイントです。製造業を行っている企業が集まっており、雇用機会が多いという特徴があります。そのため、「移住後は現地で就職して田舎暮らしを楽しみたい」「ライフワークバランスを重視したいから市内で就職したい」という方に最適です。

甲斐市

甲斐市は、人口7万5,000人ほどの自治体です。山梨県内で2番目に人口の多いエリアとされており、利便性や公共施設の充実度の高さが魅力です。市内にはショッピングセンターの「ラザウォーク甲斐双葉店」のほか、大型家電量販店、ホームセンター、スーパー、郵便局、病院があります。

日常生活に必要なものが全て揃っていることから、移住地の利便性を重視する方に最適です。また、甲斐市には、図書館、文化館、レクリエーションセンター、多目的運動場などが設置されています。子どもからシニア世代まで活用できる施設が多いため、地域住民との交流を通して移住地に適応できるというメリットがあります。

甲斐市は、山、峠、河川をはじめとする自然の多い自治体です。生活のしやすさと自然のバランスが良く、甲府市までは車で15分強の所要時間となっています。そのため、「いきなり田舎度合いが強い場所に移住したら不便さを感じそう」「ある程度の利便性を確保できる場所に住みたい」という田舎暮らし初心者の方にも安心です。

南アルプス市

山梨県で田舎暮らし!山梨県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

南アルプス市は、山梨県の西部に位置しています。市内の全エリアが「南アルプスユネスコエコパーク」となっており、自然保護や生態系の保全に力を入れた自治体です。標高3,193mを誇る「北岳」や「御勅使川」が市内を通る南アルプス市には、その地でしか見られない固有の植物が多いという特徴があります。

大自然の恵みを日々感じられる立地となっていることから、「どうせ田舎暮らしをするなら自然と共生できる移住地がいい」「中途半端な田舎じゃなくて自然の豊かさをしっかりと感じられる田舎がいい」という方におすすめです。自然環境の良さが特徴的な南アルプス市ですが、観光地が多い点もポイントです。

特に神社仏閣や旧跡に関連したスポットが充実しており、「富田城」「古長禅寺」「油田遺跡」などがあります。また、「芦安温泉」や「塩沢渓谷河川公園」をはじめとする自然の恩恵を感じられる観光地も豊富なことから、休日ごとに違った過ごし方を楽しめます。県庁所在地の甲府市からも車で30分程度となっており、都市部から程良い距離で田舎暮らしを満喫できる移住地です。

甲州市

甲州市は、山梨県の北東部に位置する自治体です。果樹農園やワイナリーが多く、質の高いフルーツやワインを楽しみたい方におすすめの移住地となっています。山岳地帯と盆地という2つの地形を持つ甲州市は、自然景観の美しさが魅力です。緑の豊かさと荘厳な山々が織りなす独特の景色を楽しめることから、ストレスフリーな癒しの日々を送ることができます。

また、甲州市は、1年を通してイベントが多い点もポイントです。「ひな飾りと桃の花まつり」「甲州市ふるさと武田勝頼公まつり」「甲州市かつぬまぶどうまつり」などの祭りやイベントが開催されており、活気ある雰囲気の中で現地の文化や歴史を学ぶことができます。

祭りの準備などを通して地域交流も行えるため、「移住地の祭りに積極的に参加して充実度の高い田舎暮らしをしたい」「現地の人々と協力しながらコミュニケーションを深めたい」という方に最適な移住地です。尚、甲府市から甲州市までの移動時間は、約35分となっています。

中央市

中央市は、人口3万人ほどの自治体です。農業が盛んな地域として知られ、とうもろこし、米、トマトなどの作物の産地となっています。鮮度の高い現地生産の食材を安く手に入れられることから、「健康的な食事を低価格で楽しみたい」「都市部では食べられないような新鮮な食材が食べられる場所に移住したい」という方におすすめです。

また、中央市は、子育てのしやすさもポイントです。市内には児童館、認定こども園、保育園、幼稚園などが集まっており、児童手当や子ども医療費助成といった福祉も充実しています。自治体の子育て支援を活用できるため、家族で移住を検討している方にとって暮らしやすい自治体となっています。

尚、中央市から甲府市まで車や公共交通機関で移動する場合、所要時間は25分程度です。都市部までのアクセスがしやすい立地となっており、通勤や通学にも最適です。就労先や学校の選択肢を広げられることから、移住地での就職や教育面に関する不安を抱えている移住検討者も安心して暮らすことができます。