2020年にはデビュー35周年を迎え、今年4月に開催された女性バンドの祭典“NAONのYAON”も大盛況! レディース・ロック界を牽引するSHOW-YAの寺田恵子さん(58)に、強さと美しさの秘密を伺いました。

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寺田恵子58歳に聞く、強さの秘密と夢「ナンパされて、それを歌にしたい」
(画像=『女子SPA!』より引用)

寺田恵子さん

20代はがむしゃらに走り抜けた。50代は?

――令和のロック界は、どんな感じですか?

寺田恵子さん(以下、寺田)「最近は、ヘビメタ系のガールズバンドがだいぶ増えていますね。バンドを組まずにSNSで音楽を発信している子も、けっこうハードな子が多い。自分と同世代では相川七瀬さん、大黒摩季さん、杏子さん、中村あゆみさんらが自分のスタイルを貫いていて相変わらずカッコイイ! 若い人とそんなに変わらないかな、と思っていたけど、お姐様がたはやっぱり“強さ”が違うと思います。強さは経験。

 20代はがむしゃらに走り抜けることしか考えていなかったけど、この年齢になると走り抜けるより踏みしめて歩く(笑)。そうやって、自分たちが今までやってきたことをギュッと踏み固めていくんですよ。それでまた、新しいものを生み出していくんです」

2020年に35周年を迎えたSHOW-YA

――最近のターニングポイントは?

寺田「やっぱり2020年に迎えたSHOW-YAの35周年かな。コロナでいろんなことができなかったけど、海外に向けてアルバムを作ったり、今回オーケストラと共演するきっかけになった「組曲」を制作したりと挑戦を続けました。“常にチャレンジはしているからその都度転機は来ていますが、自分たちの限界を知ることと、限界を超えること”にはいつも向き合っているのかな。『限界を知った上で、やらなきゃいけない』っていうこわさはあるんだけど(笑)。まあでも、限界を超えたところの痛みは気持ちいいですね」