毒親から離れたいなら捨てるべき考え方とは?

今までの価値観・親に刷り込まれてきた人生観を変えないと、毒親から離れたいと思っても離れることはできません。離れたいと思うのであれば、時間をかけてでも自分の考え方を軌道修正していく必要があります。

これまでの当たり前・価値観・考え方を変えるのは、大変な作業かもしれませんし、これからご紹介する内容は、考えただけでもプレッシャーに思うかもしれません。しかし、決して自分を責めるような考えはしないようにしてくださいね!

毒親だろうが家族は仲良くするべき!…しなくてもいいのでは?

残念ながら、毒親とは話し合って和解して家族として仲良くやっていくのは不可能だと思ってください。

これは受け取りようによっては大変酷な言い方に感じるかもしれません。しかし、見放す・疎遠になるという意味ではありません。むしろ、お互いにもういい大人だし、お互い”別の人格だから”という意味で、親と子であっても、違う人間だということを前向きに捉えて欲しいのです。血がつながっていようが、個々の性格は違って当然。

毒親から離れたい…あなたがすべき行動と発想の転換の方法とは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

それぞれ個性があり、性格が違うのは当たり前のことと考えれば、家族とはいえど違う人間という心の線引きができますよね?家族といえど、他人。そう考えると、家族以外の周りにいる人との関係と同じだと気付けませんか?

家族なんだから仲良くないといけない、家族は思い合っているのが普通、そういった固定観念は捨ててください。

これは寂しい・悲しいことではなく、それぞれのパーソナリティを尊重した考え方なんですよ。

親に恩返しをするのは当たり前!…本当にそう?

今まで育ててくれた両親。いくら毒親で離れたいと思っていたとしても、社会通念上、子供が親の面倒をみるのは当然…という見方は根強く残っているのは事実です。

今の時代は高齢者施設なども潤沢になりつつありますが、親の面倒を金銭的な意味でもみるのは子供の役目…という感覚はあるのではないでしょうか?たとえ絶縁した毒親だとしても、老いた両親を見捨てるなんて心の踏ん切りはつけづらいでしょうし…。

毒親から離れたい…あなたがすべき行動と発想の転換の方法とは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

この話は別に、老いたら見捨てろという話ではありません。しかし、『これまで育ててもらったんだから、親には良くしないといけない』『恩返しをしないといけない』という考えを持っているのであれば、その義務感のような感情は捨ててしまいましょう。

心底納得できていないのであれば、追々必ず不満が出てきます。ですので、恩を返さないと!という思いだけで、親にどうこう”してあげよう”という気持ちは不要です。

血のつながりがある以上離れられない…なんて諦めないで!

毒親から離れたい…あなたがすべき行動と発想の転換の方法とは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

『血のつながりがあるんだから、一生毒親の呪縛はつきまとう!』…と決めつけて、離れたいと思うこと自体を諦めないでください!血縁にある以上、毒親のもとに生まれた自分の不運と割り切ってしまわないようにしましょう。

確かに、毒親だからこその苦しみはあります。しかし、自分の心に向き合うことや発想を変えることで(大変苦しい作業かもしれませんが)、必ず生きやすい生き方ができるようになれますから!

自分を苦しめた毒親が許せない!…そんな気持ちは捨てて!

キレイごとだと思わないで欲しいのですが、憎しみや恨む気持ちを抱いて生きても、幸せな生き方はできません。いくら毒親だろうが、『この親のせいで自分の人生はこんなことになってしまった…』『あの時、親がこうしてくれていたら…』と、恨み節を言っていても苦しいのは変わりませんよね?

毒親のレベル(ネグレクトやハラスメントなど)によっては、そう言いたくなる気持ちはわかるのですが…。

毒親から離れたい…あなたがすべき行動と発想の転換の方法とは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

起きてしまった過去の事実を根に持って、執着していても苦しいのは自分。言い換えると、相手に対する憎悪や厭悪を抱き続けるということは、自分で自分を苦しめるようなものなんです。

毒親の元で育ったがために、とても悔しい思いや寂しい思い、嫌な思いをしたでしょうが、離れたいと思うのであれば、そのネガティブな感情に心が支配されていても、この先幸せは生み出せません。恨みではなく、切り替えるマインドになってくださいね!