離れたい毒親・離れるべき毒親ってどんな親?
胸を切り裂かれる思いの悲しい事件や家族トラブル…残念ながらニュースでも定期的に見聞きしませんか?いたいけな児童に関する事件、あるいは子から親に対する事件なんかも起きています。
その原因のひとつに”毒親”の存在があることは否めません…。幼少期は自分の両親を毒親だなんて疑うこともありませんし、親がすべてです。ですから、毒親なのかも…と気付けるのは、ある程度大人になってからのことが大半。
しかし気付いたその頃には、すでにあなた自身が生きづらさに苦しみ、毒親から離れたいのに離れられないメンタル状態に至ってしまっていることも…。
毒親って、実の子供にも関わらず、その子の生き方を苦しめる存在のことを言います。そして話し合おうとしても、話し合いにもならない場合は、離れるべき毒親である証拠です。まず最初に、どんな親が離れるべき毒親なのか、ご紹介していきます。
離れたい・離れるべき毒親①過保護・過干渉すぎる
子供のことを心配しすぎるあまり、あれこれ口を出して親の思う通りにさせるのは、完全にアウトな毒親の典型です。親だからこそ、子供が傷つく姿は見たくないのもわかるのですが、子供とはいえ、挫折や失敗も必要な要素。
我が子が苦しむことがあっても、グッと堪えて見守りサポートするのも親の役目でもあります。それにも関わらず、失敗すると決めつけて、親の判断のみで子供のやることなすことに口を挟んだり、必要以上にかばったり…。
そのくらい自分でやれる・やらさせるべきだというところまで手を出し、あるいは子供の意思やプライドなんて度外視で親の思う通りにコントロールしようとしてくる毒親の場合、子供の自立心を奪って一人で生きていく力を育めなくなってしまいます。
順当にいけば親が先に逝くんですから、この状況は良くありません。可愛さゆえとはいえど、子供には親の範疇以外の冒険や経験は必要なんですよね。
離れたい・離れるべき毒親②酒癖の悪さ・ギャンブル依存で働かない
わかりやすく絵にかいたようなダメ親・毒親といえば、酒癖の悪さやギャンブル依存も挙げられます。
酔うと暴力的になる、理不尽なお説教が増えるというようなアルコール依存や生活費すらカツカツのギャンブル依存は言うまでもなく、子供に悪影響を及ぼす可能性があります。
手をあげるなどの暴力は言語道断ですが、お酒やギャンブルに依存してしまい、働かない・子供に必要なお金も用意できないというのは最悪です。
離れたい・離れるべき毒親③不仲・ハラスメント
子供にとって親の不仲というのはたまりません…。子供の目の前でケンカが絶えない、あるいは両親のどちらかが浮気・不倫を繰り返すなども、子供ながらに傷つきます。他にも不仲の原因がDVやモラハラなどの場合は、毒親以外のなにものでもありません。
今後の子供の人生観・家族観に大きな影響を与えてしまい、苦しい生き方をしていく可能性が高いからです。モラハラの子はモラハラなんて言いますが、実際にそれは大いにありえますし…。
家族というのは、子供の人間性を築き上げる場所。両親の関係を見て学び、覚えていきます。
それに子供にとっては、家族は一番の身近な存在でもあり人間関係を学ぶ場所。大好きなお父さん・お母さんの関係がよくないのは見ていて苦しいのは当然なんです。子供なりに我慢を覚えたり、子供なのに空気を読んだりしながら生きているうちに、アダルトチルドレンになってしまい、親元を離れても苦しむことになることも…。
離れたい・離れるべき毒親エ④子供の所有物化
子供にも自我が芽生えて当たり前。にも関わらず、親の夢を子供に託して勉強ばかりさせている、子供の思いを聞かないで、親の思うように育てようとする…こんなのも毒親の証拠です。自我を見て見ぬふり…。
子供は自分の所有物かのように、望んでもいない髪型・髪色にしたり、親の望む子供になるように習い事をさせたり(本人は望んでいない)。子供にも意志があり未来があるのに、進路のすべてを決めてしまう毒親。
余談ですが、魚大好きな、さかなクンのお母さんは、魚好きな我が子(さかなクン)にとことん付き合って、この子はそれで良いのよ♪と、育てたという話があります。
このように、本人の才能を伸ばす教育もある中で、勉強でいい成績を取るようにばかり言っているようなご両親は、子供の才能や可能性を親という権力を使って封じ込めてしまうのです。子供は自分の所有物・自慢要素のようになっている両親なら、離れた方が良いでしょう。