混合肌とはどんな肌なのでしょうか?どんなお手入れが合っているのでしょうか?今回は混合肌の特徴やスキンケアついて詳しく説明します。混合肌に合ったクレンジングの方法や化粧水、乳液の選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
混合肌とは?
乾燥と脂性が混在する肌
混合肌とは、顔の一部が乾燥しているのに対し、また別の一部は油が多くテカリがあるなど、乾燥と脂性が混在する肌のことを言います。特に、頬は顔回りは乾燥しているのに、鼻やTゾーン、顎などにテカリが出てしまう場合が多いでしょう。
乾燥をケアするために保湿を重視するとテカリが出てしまったり、皮脂が出るため、パウダー系のベースメイクにすると乾燥してしまったりなど、スキンケアやベースメイクに悩むことが増えてしまいます。
混合肌以外の肌タイプ一覧
普通肌 | 水分と皮脂のバランスが良く肌トラブルがない |
乾燥肌 | 肌の水分量が足りずキメが乱れている |
脂性肌 | 顔全体に皮脂が多くメイクの持ちが悪い |
敏感肌 | 化粧品が合わないと赤くなったりかぶれたりする |
混合肌は肌トラブルが起きやすい
混合肌は、乾燥と脂性が混在するため、肌トラブルが起きやすいです。たとえば、混合肌なのに乾燥肌と勘違いしていては、皮脂が増え、ニキビの原因になってしまうでしょう。また、脂性肌だと思い込み、皮脂を除去しすぎると、乾燥している部分が悪化し、粉が噴いたり、皮脂が増えてしまうこともあるんですね。
自分の肌の乾燥している部分には保湿ケアを、テカリが目立つ部分には皮脂を抑えるケアをするといったように、自分の肌を見極めて、理解することが重要になってくるでしょう。
混合肌の原因とは?
混合肌の原因①生活習慣の乱れ
混合肌の原因1つ目は、生活習慣の乱れです。たとえば、睡眠不足や不規則な睡眠は、肌のターンオーバーが遅くなってしまったり、皮脂が出やすくなる原因になってしまうんですね。また、ストレスも肌トラブルを起こす大きな要因です。
混合肌は生まれつきだと思っていたり、治らないと思っている人も多いでしょう。しかし、混合肌は生活習慣によって作られていることもあるのです。特に睡眠は肌荒れの原因になりますし、肌のバランスが崩れると老化も進んでしまいますから、短くても質の良い睡眠を取るように心がけましょう。
混合肌の原因②食生活の乱れ
混合肌の原因2つ目は、食生活の乱れです。野菜や果物をあまり食べない人は、ビタミンや食物繊維が不足して、肌の乾燥を引き起こす原因になってしまいますし、揚げ物やジャンクフードばかり食べている人は、皮脂を増やす原因になるんですね。
食生活は顕著に肌に表れますから、口に入れるものはどんな栄養素があるのかということを考えてみてください。栄養素に詳しくないから分からないという人は、和食中心の生活にすると、バランスの取れた食生活になります。
また、混合肌の原因にはなりませんが、糖質の摂り過ぎは肌の老化を進めることになりますので、併せて気をつけた方がいいでしょう。
混合肌の原因③肌への刺激
混合肌の原因3つ目は、肌への刺激です。スキンケアは本来、肌をより良くするために行うものですが、そのスキンケア方法が間違っているため、肌に刺激を与えてしまっている人もいるんですね。たとえば、洗顔料をしっかり泡立てずにゴシゴシ顔を洗う、タオルで顔を擦るなど、摩擦は特に肌を痛めつけてしまいます。
そうするとどうなるのかというと、肌のバリア機能が弱くなり、乾燥をしてしまったり、傷ついた肌を守ろうと皮脂が出過ぎてテカリが出てしまう原因になるのですね。顔の表皮はとても薄く、0.2mmほどしかないと言われています。ですので、顔を擦ったり、むやみに触ることはしないよう、日頃から気をつけましょう。
混合肌におすすめなスキンケア法【化粧水】
化粧水を使ったスキンケア法①コットンを使ってスキンケアする
化粧水を使ったスキンケア法1つ目は、コットンを使ってスキンケアするということです。コットンを使って優しくパッティングするように化粧水をつけると、顔全体に均等に化粧水を塗布できますし、肌表面の余分な汚れも取れるんですね。
また、付け過ぎを防止できるため、皮脂が過剰に出ることを防止する効果があります。ただ、コットンでスキンケアする際は、肌を擦ったりしないように気をつけましょう。
化粧水を使ったスキンケア法②化粧水を二度付けする
化粧水を使ったスキンケア法2つ目は、化粧水を二度付けするということです。一度、顔全体に化粧水をつけた後、乾燥が気になる頬やUゾーン部分は二度付けすると、部分的な乾燥を防ぐことができます。
ただ、皮脂が出過ぎているからと言って、化粧水を少なくするのはNGなんですね。なぜかというと、乾燥が原因で皮脂が出ることもあるからです。ですので、テカリが出る部分も保湿ケアを怠らないようにしましょう。
混合肌におすすめなスキンケア法【乳液】
乳液を使ったスキンケア法①鼻や額には乳液をつけない
乳液を使ったスキンケア法1つ目は、鼻や額には乳液をつけないということです。「化粧水と乳液はセット」と考える人も多く、化粧水の後に必ず乳液を使わなければいけないと思っている人も多いのではないでしょうか。
たしかに、乳液は化粧水の蒸発を抑え、フタをする役割があります。しかし、皮脂が出過ぎる部分に乳液を使うことで、毛穴が詰まってしまうこともあるんですね。ですので、混合肌の場合、まずは頬などの乾燥しやすい部分から乳液をつけ、鼻や額などは、乾燥していると思った時だけつけるようにしましょう。
乳液を使ったスキンケア法②ジェルタイプで保湿する
乳液を使ったスキンケア法2つ目は、ジェルタイプで保湿することです。乳液はクリームタイプが多く、クリームには油分が含まれているため、皮脂が増えてしまう可能性があります。
ですので、混合肌や脂性肌の人が乳液を選ぶ場合、ジェルタイプを選ぶのがいいでしょう。ジェルタイプは水分量が多いため、塗った後もサラッとした質感になりますし、テカリやベタつきを抑えつつも、肌をきちんと保湿してくれます。