8.蒜山高原(岡山)
岡山県の最北端に位置し、蒜山三座山麓の標高500〜600mほどの地帯に広がる、なだらかな高原。周辺にはさまざまな観光スポットが点在し、西日本を代表する一大リゾート地としても知られています。
特に飼育数日本一を誇るジャージー牛が有名で、高原では放牧されている様子が見学できるほか、周辺ではソフトクリームやチーズなどの乳製品を味わうことも。高原の景色を眺めながら、カップルでのんびり過ごしましょう。
9.石見銀山遺跡(島根)
石見銀山遺跡は、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期をむかえた、日本最大の銀山跡。1526年に発見されてから約400年にわたり採掘が行われました。
大航海時代の16世紀半ばから17世紀前半には、世界で流通した銀のおよそ3分の1が日本の銀であり、さらにそのほとんどが石見銀山で産出されたものであったと言われます。石見銀山で生産された銀は高品質で、東アジア交易において最も信用が高かったそう。
登録延期の勧告をくつがえし、2007年7月に世界遺産に登録されました。登録された理由として、自然を破壊せず、環境に配慮した「自然環境と共存した産業遺跡」であることが挙げられています。
見どころは広範囲にわたり、龍源寺間歩がある「銀山ゾーン」、町並みに江戸時代の風情が残る「武家・町屋ゾーン(大森地区)」、代官所との関わりが深かった遺跡や文化財が集まる「代官所ゾーン」と大きく3つにわけられます。
3つのゾーンを全て回る場合は5時間以上はかかるため、見どころが集中している「銀山ゾーン」と「武家・町屋ゾーン(大森地区)」に絞って観光するのがおすすめです。
10.犬島(岡山)
宝伝港からフェリーで約10分で到着する、岡山市唯一の有人島。周囲4kmの小さな島で、かつては銅の精錬所と花崗岩の採石場があり、隆盛をきわめてきました。当時の遺構が独特の雰囲気と景観を醸し出しており、現在はアートの島として、3年に1回開催される「瀬戸内国際芸術祭」の舞台のひとつとなっています。
そんなアートの島を象徴するのが、大正時代に閉鎖された製錬所を美術館として蘇らせた「犬島精錬所美術館」。また犬島「家プロジェクト」では島内の空き家などを活用し、現代アートを展示するなどの活動を行なっています。アート好きのカップルにもおすすめの島です。
11.生口島(広島)
しまなみ海道がつなぐ島のひとつで、広島側から数えて3つ目の島です。
大理石の庭園「未来心の丘」が話題の耕三寺博物館や、生口島出身の画家・平山郁夫さんの作品を専門に展示する平山郁夫美術館など見どころが豊富で、しまなみ海道の島の中でもとくに多くの観光客が訪れます。
温暖な気候を生かしたレモンの生産が盛んで、その生産量は国内一。地元産のレモンを使ったレモンケーキは生口島土産の定番です。
12.木谷沢渓流(鳥取)
サントリー「奥大山の天然水」のCMの撮影が行われたことで有名なスポット。神秘的な美しさを一目見ようと多くの人々が訪れます。春には小鳥たちの鳴き声が響き渡り、夏には青々とした新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、1年を通して自然美を楽しめる癒しの地です。
CMで使われたような景色を見るには、奥深い森まで歩かないといけないと思わる方が多いようですが、少し歩いただけで神秘的な景色を楽しめます。無料で利用できる駐車場もあるので、マイカーで気軽に訪れることができます。
13.向島(広島)
尾道市街地と尾道水道を挟んだ対岸にある島。船で約5分、または新尾道駅からバスで約15分で訪れることができます。日立造船をはじめとする造船所が複数あり、造船業が盛んです。
またみかんの栽培も島内全域で行われており、「尾道大橋みかん狩り園」や「高橋みかん狩りセンター」でみかん狩りを楽しめます。ノスタルジックな街並みは映画やドラマのロケにも使用されており、カップルでの散策におすすめです。
14.青海島(山口)
山口県長門市の北に浮かぶ周囲約40kmの島で、”海上のアルプス”と称されるほど美しく雄大な自然美が堪能できます。
仙崎港から「青海島観光遊覧船」が発着しており、島のまわりを約1時間半かけて一周しながら、奇岩や怪岩、断崖絶壁が連なる絶景を楽しむことが可能。夕日の美しさにも定評があり、海にそびえる奇岩たちが夕日を受けて影になる光景は、まさに絶景と言えるでしょう。