フェムテックという言葉がよく聞かれるようになりました。 フェムテックの代表的アイテムになりつつあるのが「吸水ショーツ」。

専門的なブランドだけでなくプチプラ代表のGUからも吸水ショーツが販売されるようになり、私たち女性の身近な存在になっています。

ここでは吸水ショーツとヨガの相性について詳しく解説。

フェムテックとは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

フェムテックとは「Femal(女性)」と「Technology(テクノロジー)」を組み合わせて作られた造語。

つまり、テクノロジーを使って女性特有の健康問題を解決することを目標にした商品やサービスのことを指します。

2012年にドイツから「フェムテック」という言葉が誕生したとされますが、実は日本には「ルナルナ」という月経管理アプリが2000年に登場していて、これも元祖フェムテックと言えるでしょう。

現時点でフェムテックに明確な定義はないので曖昧な商品も多いのですが、話題の「月経カップ」や本記事で取り上げる「吸水ショーツ」などは特にフェムテック商品として注目を集めているのです。

吸水ショーツとは?どんな問題を解決してくれるの?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用, amazon.co.jp)

最近は月経に関する問題をより正確に理解しようという風潮が広がっています。

理由は、ジェンダー問題の解消を求める動きが強いから。

女性にしかない毎月の「月経」ですが、生理前や生理中に心身の体調を崩す女性は多く、やはり男性と比べてハンディになるのでそのことをもっと理解してほしいという風潮は高まっています。

さらに月経にまつわる女性特有の不調をどのように解消すべきか、という問題も同時にクローズアップされています。

これまでは話題にされることも少なかったのですが、水面下では女性アスリートが月経をコントロールするためにピルを使用していることや、あるいは現役中に体重をコントロールしすぎたことで月経が不安定になり、現役を引退した後に骨粗鬆症や不妊などに悩まされていることなどを次々とカミングアウトしています。

さらにSDGsの観点からも月経は注目されています。

生理用品にかかるコストは個人差があるものの、軽い人でも30万円〜薬を飲むほど重い人では100万円程度(生涯)と見込まれ、「生理の貧困」といった言葉も登場。

また、生理用ナプキンに使用されるポリマーが体を冷やすのでは?とか、タンポンによるトラブル、またナプキンに使用されるプラスチックのゴミ問題なども注目されるようになっているのです。

これらを解消する方法として登場したのが「吸水ショーツ」。

吸水ショーツは商品によって差があるものの、ナプキンを使用しなくても股の部分に用いられている布に最新のテクノロジーを搭載することで「吸水・速乾・消臭」を実現。

商品によって給水率は異なりますが、軽いものでは10ml程度、多い日用の140ml対応のものまで登場しています。

ちなみにナプキン1枚の給水量は平均すると30ml。

自分の生理に合わせてショーツを選ぶことで、ナプキン不要で1日を快適に過ごすことができるのです。

ちなみによりタンポンに近いアイテムとして「月経カップ」も人気ですが、タンポンがそうであるように月経カップも膣の中にそれを挿れるのでやや上級者向けアイテム。

まずは吸水ショーツから、という人が多いのです。