砂の美術館や足立美術館、大原美術館をはじめとする中国地方の美術館を、トリップノートの7万8千人の旅行好きトラベラー会員(2022年6月現在)が実際に行っている順に、人気ランキング形式でご紹介します!
1位:砂の美術館(鳥取)
毎年テーマを替えて砂像の展示を行う、世界でも珍しい美術館。展示期間は例年4月から翌年1月ごろで、それ以外の期間にはパネル展示などを行なっています。
過去には「砂で世界旅行・南米編」や「砂で世界旅行・ドイツ編」、「砂で世界旅行・ロシア編」などのテーマ展示を行いました。
2位:足立美術館(島根)
5万坪の日本庭園を有する美術館。米国の日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』の庭園ランキングで長年一位を獲得し、また『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』においても三つ星を獲得しています。
背景となる山や空といった借景とともに、まるで額縁に入れられた日本画のような風景を鑑賞できる庭園です。
美術館としては横山大観の作品を130点収蔵しており、本館2階の「横山大観特別展示室」では常時20点ほどを展示。そのほか近代日本画、河井寛次郎らの陶芸、童画などを収蔵・展示しています。
3位:大原美術館(岡山)
昭和5年(1930年)に倉敷の実業家・大原孫三郎が開館した美術館で、西洋美術、近代美術を展示する私立美術館としては日本最初のもの。
本館・分館・工芸・東洋館の4館からなり、本館では有名なエル・グレコの『受胎告知』やモネ、ピカソ、ゴーギャンなど世界の名画を楽しめます。ユニークなアイテムもそろうミュージアムショップもお土産さがしにおすすめ。
4位:島根県立美術館(島根)
宍道湖岬に立つ、水との調和をテーマにした美術館。国内外の絵画をはじめ、版画、工芸、写真、彫刻などを展示しています。
なめらかな曲線が印象的な建築は、大阪万博の「エキスポタワー」や「九州国立博物館」などを手がけた建築家・菊竹清訓(きくたけきよのり)氏によるものです。この曲線美が美しい建築は、湖に寄り添って建つようなやさしいイメージを来訪者に与えます。
無料で開放しているロビーは全面ガラス張りになっており、”日本の夕日百選”にも選定されている宍道湖の夕日を眺める絶好のスポット。
また野外彫刻作品の「宍道湖うさぎ」では、宍道湖側から数えて2番目のうさぎに、西を向きながら触ると幸運が訪れるという噂があります。
5位:広島県立美術館(広島)
広島市の中心部にある美術館。1968年9月に中国地方初の公立美術館として開館しました。広島にゆかりのある美術作品や、重要文化財、民芸作品など1920~30年代の美術作品を中心に約5,000点を収蔵・展示しています。
子ども向けのワークショップも充実しており、子連れにも優しい美術館です。
6位:ひろしま美術館(広島)
広島市中央公園内にある美術館。印象派を中心としたフランス近代美術と、日本洋画や日本画などの日本近代美術コレクション、約300点を所蔵しています。ゴッホやピカソなど、日本でも良く知られた画家の作品も見られますよ。
館内ではWi-Fiを使用したミュージアムガイダンスシステムを導入しており、観覧者自身のスマートフォンを通して、より詳しい作品の解説を見ることができます。雨にしっとりと濡れた姿も美しい中庭を眺めながら、カフェで一息つくのもおすすめ。
6位:尾道市立美術館(広島)
桜の名所として知られる千光寺公園内にある、安藤忠雄氏設計の美術館。館内では、尾道にゆかりのある小林和作や平田玉縕などの作品が展示されています。
また教育普及事業として「子どもワークショップ」や、子どもたちを集めて楽しくおしゃべりしながら美術作品を鑑賞する「おしゃべり鑑賞会」などが開かれ、子どもが気軽に芸術に触れられる機会を作っています。