来たる老後に向けて今からできること

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漠然と「お金足りないかも」と思っていると不安が募るばかりですが、具体的な数字に落とし込むことでやるべき行動も見えてきます。

老後までの貯金計画を立てることで、毎月どのくらいずつ貯金していけばいいのかわかったら、次はそのお金を捻出する方法を考えましょう。

「1ヵ月暮らして余ったお金を貯金」ではなく「貯金するお金を先によけておいて残ったお金で1ヵ月暮らす」方が、成功率は高いです。貯金専用口座や会社の財形などを活用して先取り貯金をやってみましょう。

また、家賃、保険料、スマホ代など毎月一定の金額を支払う固定費の見直しをするのも有効な方法です。そのほか、iDeCoやNISAなど老後のための資産形成に役立つ制度に詳しくなり、投資を実践するというのもいいですね。

今のうちから着々と未来を見据えて行動しよう

(写真=PIXTA)

40代で老後を考えるのはまだ早いと感じるかもしれません。でも同じ金額を用意するのにも、寸前になって焦ってバタバタして必死で何とかするより、時間の余裕があるうちに少しずつ進めていった方が精神的にも楽ですし、もし失敗してもリカバリーしやすいです。

未来のことは不確かなことも多いですが、まずは簡単に取り組めることから始めて、将来に向けてコツコツ備えていきましょう。

文・馬場愛梨(ばばえりFP事務所 代表)

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